ワークショップデザイナーの「原点」からちょうど20年

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ワークショップの始まりは2002年のサマーキャンプ

ちょうど20年前の7月末。17歳だった私は蔵王の山中にいて、キャンプのリーダーとして「ワークショップ」をリードしていました。

当時の私は、実家の借金問題を端にして、安心して過ごせる居場所が見つけられず、ジメジメした日々を過ごしていました。自分の存在価値に悩み、泥沼から抜け出すことができませんでした…。

こうした先の見えない自問自答から解き放たれるきっかけになったのが、この2002年蔵王キャンプでの、とても小さな成功体験でした。

私が企画したワークショップによって、30人のキャンパーの笑い声が活動部屋に響き渡った時、 すごくすごく嬉しかったんです。自分の企画で喜んでくれている皆を見て、自分の存在を認めてもらえたような感覚が湧いて来ました。

だからこの日を機に、 もっともっとワークショップに没頭してみたい!

という気持ちが、ふつふつと沸き続けたのも、自然なことだったと思います。以来「ワークショップで誰かに喜ばれたい!」という気持ちは、私の灯台になりました。

20年前に始めたワークショップが、大学での講義へ

先日、山形自動車道を走っていたら、青空にかかる雲に重なって、蔵王での体験がふっと甦ってきました。

そうしたらハっと、ワークショップデザイナーとして活躍する原点となった日から、ピッタリ20年の年月が経っていたことに気づきました。

20年前、私は自分なりに、一生懸命ワークショップをやりました。もちろんあの日の私には、それが未来で何に繋がるのかなどは見えもせず、また感じられもしませんでした。

でも、蔵王の山中で達成した小さな成功体験が大きく大きく育って、ワークショップデザイナーとして独立し、大学で講義までさせていただくまでになったことは、振り返れば間違いありません。

You can’t connect the dots looking forward. You can only connect them looking backwards. So you have to trust that the dots will somehow connect in your future. You have to trust in something — your gut, destiny, life, karma, whatever. This approach has never let me down, and it has made all the difference in my life.

このことに気づいた瞬間、爽やかな蔵王の風が、自分の体の中を駆け抜けていたような、清涼感を覚えました。

そして、今の私にできることは、これまでと変わらず、目の前のことを一生懸命に取り組み続けるのみなんだと、改めて考えさせられました。

現在取り組んでいることはどんな20年後に繋がっていくのか、今からとても楽しみです。

対話をもっとおもしろく。

相内 洋輔

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