『わたしはあかねこ』という自分らしく生きるねこの絵本が素敵!

わたしはあかねこ

ワークショップデザイナーの相内洋輔です。

先日は内閣府が主催する、

子供・若者支援育成のための地域連携推進事業〈北海道・東北ブロック研修会〉

にて分科会をファシリテートしてきました。

この催事で出会った

わたしはあかねこ

という絵本がとっても素敵だったので

今日はこの絵本を読んで感じたことを書きます。

目次

自分らしく生きようとするあかねこのお話し

わたしはあかねこ』に出会ったのは

認定特定非営利活動法人日本NPOセンターで

代表理事をお務めでいらっしゃる

荻原なつ子さんの講演でした!

カンタンにあらすじをご紹介すると

あかねこは黒猫のお父さんと

白猫のお母さんから生まれました。

一緒に生まれた他の兄弟たちは

みんな両親と同じ色です。

あかねこ本人は

自分のあかい毛をとっても気に入っています。

でも親や兄弟はこの子を黒色か白色にしようと

白いミルクをたくさん与えてみたり

黒い魚をたくさん食べさせてみたり

小麦粉をまぶしてみたり

ペンキで塗りつぶそうとしてみたり。

周囲から『普通』を押し付けられ続けて

嫌になったあかねこは

ある晩こっそり家を飛び出て

ひとりで生きていくことにします。

道中では大変なこともあったり

さみしくなってしまったりもしましたが

ある町に辿り着いた時

青い毛がとってもキレイなあおねこと出会い

お互いの毛の色を褒め合います。

そして仲を深めて、

だいだい色やみどり色などの

カラフルな子ねこたちを授かりました。

こんなお話しです。

あかねこは現代に生きる多くの人と境遇が重なる

この絵本を読んで真っ先に感じたのは

多くの日本人とあかねこは同じ境遇だ

という感想でした。

日本ではまだまだ

自分らしく生きることに対して

風当たりが強いと言うか

普通という価値観を押し付けられて

ムリヤリ気持ちを挫くような関りが

どの環境においても横行しています。

だからこそ、

あかねこの姿が心に響きます。

自分を曲げて生きてていいの??

自分の感性に従って生きたほうが

きっと幸せだよ??

って!

この絵本に描かれている

  1. 自分の感性に従って行動を起こし
  2. 困難を乗り越え
  3. 自分が自分らしく居られる場所を見つけ
  4. 理解者と一緒に幸せになる

というあかねこが辿ったプロセスは

われら日本人にとって

とても重要な示唆に富んでいると思います。

私らWAKUTOKIが実現したいビジョン

「すべての人生に、自分らしさを」

ともピッタリ一致するお話しだなぁと感じました。

自分らしく生きるには

時に勇気を出すことも必要で

辛いことだってあるかもれしれません。

でも自分に起こり得る困難は

自分で選んだ道ならば

乗り越えるパワーが湧いてくるものです。

正論は受け入れられ難いから物語が価値を持つ

とはいえ、

自分らしく生きられないなら

親や兄弟や友達とも離れるべき!

自分らしく居られる場所を探すべき!

なんてことを正面から持ち出すと

「強い人だからできることだよ」

「才能がある人の特権だよ」

「私は臆病なので無理です」

など

反発が生まれるのが必至です。

でも物語を介して

「このお話しの教訓ってなんだろう?」

と一緒に考えることができたら

きっと正論をただ言われるのとは

違う反応が受け手側の心の中で起こるはずです。

強い意見ほど、

同じくらいの強さで拒絶されがちですが

誰かの経験から生まれた示唆なら

事実を事実として

すっと受け取れる場合があると思うのです。

だから『わたしはあかねこ』の絵本は

WAKUTOKIのビジョンを尖らせずに伝えるための

とても効果的な媒介となるだろうと感じました!

私はこれまで

自分が届けたい主張を補完するツールとして

一般の書籍をたくさん活用してきたのですが

絵本を介して伝える機会を持てたら幅が拡がる!

ということをとても学ばせていただきました。

これからは本屋に行くたび

絵本のコーナーに寄ってみようと思います。

素敵な出会いに感謝です!

あかねこのように

自分のスキに従って生きる人

が増えることを願って!

対話をもっとおもしろく。

相内 洋輔

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