新入社員の自主性をワークショップで引き出す!

ワークショップデザイナーの相内です! 仙台を拠点に、ワークショップの企画運営やファシリテーション、コーチングなど、人が前進するための場作りを行っています。

 

今日は大学の授業に関わっている方から、最近の大学生についての話しを聞きました。

 

近頃の大学生は、暇があればYoutubeなどで動画を見ているんだそうです(気持ちは分かります)

 

その中でも特に興味深いなあと感じたのが、特に目的意識もなく視聴している人が多いというお話しでした。huluやNetfrixなど他のメディアでもそうした傾向が強いんだそうです。とりあえずテレビつけとこ、みたいな感覚なんでしょうね。それ自体は悪いことではないと思います。

 

ただ、大学生活の大半を、動画を受動的に見ることに終始し、浪費してしまっているのだとしたら、恐ろしいことだなあと感じました。ほとんど思考をしなくても、生活が成り立ってしまうからです。

 

思考をしなくてもいいということは、自分自身の知性や感性を、放棄してしまっているも同然です。

 

案の定、自分の内側に湧いてくる心情や、身体感覚を言語化できない人が多く、反射的なやりとりが多い若者が増えていると、その方はお話しされていました。

 

例えばですが

「私、この前新しくできたレストランに行ったの!」「あっ!それ素敵!」という会話に「何が素敵だと思ったの!?」と聞くと、答えられずに固まってしまうそうなんです。

 

ちょっと俄かには信じがたい話しでしたが、こうした若者が増えているかもしれないという可能性を否定する材料が見当たりませんでした。

 

このような若者が社会人になったらどうなるのだろう? 今日はそんな問いから、新人社員向けにワークショップを行うとしたらどんなコンテンツを作るかを考えてみました。

あなたが生み出す『損失』の探究

午後からはメインのパートへと進んで行きます。

 

始めに

あなたが生み出す『損失』

の探究をします。

 

タイトルを見ただけでぞわっと

背中が震えますね・・・。

 

このパートでは、

あなたがこの会社の社員として

社会の規範に反する不適切な行動を取った場合、どんな損失が生じるか

という問いに取り組みます。

 

このパートで重要なのは

「え・・・・?こんなにたくさんあるの・・・・?」

「うそ・・・・・。こんなところにまで影響が及ぶの・・・?」

と新入社員が青ざめるほどの気づきを得ることです。

 

そのためにこのパートでは

最低でも100個

の損失を探していただきます。

 

え?100個も!?

なんて驚かないでくださいね。

 

会社全体、部署、課、同僚、

取引先、関連会社、その先にある会社、

そこで働く従業員、その家族、株主、消費者、

自分の家族、未来、人生、etc..

 

と考えていくと、

100個なんてあっという間です。

数個しか想像できないようではお話しになりません。

あなたが生み出せる『価値』の探究

つづいて、

あなたが生み出せる『価値』の探究へと進みます。

 

正直に言うと、

私はネガティブアプローチが好きではありません。

だから前述のワークは嫌いです(笑)

 

ただ、

ネガティブなことを想像して背中が寒くなる体験や

ネガティブなことを考えたうえで

ポジティブなことを想像すると

光と影のコントラストがくっきり浮かび上がる

という作用は貴重です。

 

だから、

出口はポジティブな問いに取り組みたいと思うのです。

 

ここでは、

あなたがこの会社の社員として

しっかりあなたの役目を果たすことができたならば

あなたはどんな価値を作り出せていると思いますか?

という問いに取り組んでいただきます。

 

先ほどと同じくこちらも100個に到達するよう

想像して想像して想像し尽くしていただきます!!

2つの探究を活性化する仕掛け

この2つの探究は

そのままではアイディアが膨らまず機能しないと思うので

幾つかの仕掛けが必要になります。

 

1つめは、途中で共有する時間を取ることです。

 

最後にどーんと意見を教えてもらうのではなくって、

 

検討→共有→考える視点の提供→再検討

という流れを踏むべきだと感じます。

 

そうすることで、

自分たちの考えがどれだけ偏っていたか

見えていない視点があったかを痛感することができ

ぜんぜん甘いという自覚が生まれます。

 

2つめは、可視化をすることです。

オーソドックスに模造紙とポストイットでも可能ですが

 

企業研修の質をより高めるためには

Googleのスプレッドシートに打ち込んでいく

という形式が最高にフィットすると思います。

 

スプレッドシートに各チームのシートを用意し

損失を入力していきます。

 

そして途中共有と最終共有の際は

それらを画面に投影することで

他のチームにも一目で伝えられる状況が作り出せます。

 

はっ・・・!

が作られれば作られるほどGoodなので

見るだけで理解できる仕掛けは非常に重要です!

ファシリテーターとしては、

欠けている視点をフィードバックするにも最適です。

 

3つめは先輩社員の協力です。

私はこの2つのワークを実施するなら

各チームにテーブルファシリテーター

を務めてくれる先輩社員を配置したいです。

 

なぜなら、

新入社員が頓珍漢なことを語っていたら軌道修正し

意見出しに困っていたら

呼び水となる視点を提供できる存在がいたほうが

このワークの実りが深まると思うからです。

 

特に、課長クラスが協力してくださったら

とてもいい場になると思います。

 

多くの研修の場合は

協力してくれる先輩社員には何も残りませんが。

これらの探究であれば

課長クラスの社員にとっても

入社3~5年目程度の若手社員にとっても

有意義な時間になるのではないでしょうか?

あなたは何を大切にしたいか~社会人としてのあり方~

そして最後に、

あなたは何を大切にしたいか

という問いに対する答えを自分で見つけ出します。

 

私は敢えて

社会人として何が大切だと思いますか?

という問い方ではなく、

 

あなたは社会人として

何を大切にしたいと思いますか?

と問いたいと思っています。

 

大切なことは既に決められていて、

どこかに確からしい答えがある、教えてもらえる

などとはゆめゆめ考えていただきたくないからです。

 

大切なことだからこそ、あなたが決める。

そこにその人自身のあり方が現れ

あり方から適切な行動が生み出されます。

 

ここでは少しだけ講演の時間も織り交ぜて

あり方(being)が行動(doing)を生む

という考え方を届けたいです。

 

そして、自分自身が、社会人として、

この会社の一員としてどうありたいかを

言語化しみんなに共有していただきます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

 

私は

新入社員研修とワークショップは

とても相性がいい

と思っています!

 

特に、あり方がシフトするためには

内発的な動機付けが不可欠です。

 

これは座って話しを聞いているだけではなかなか作られません。

 

ワークショップで感情を揺さぶったり

気づきを意図的に作ったりしながら

自分と、社会と向き合ってこそ、そこに違いが作られます。

 

私は、だからワークショップが大好きです。

 

いつか新入社員研修を、

いくつもお受けできるようになればと思っています。

 

もしご興味がある方がいらしたらご連絡ください。

参考:構想を練るに当たって参照した書籍

人生を自分らしく!

相内 洋輔

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