
ワークショップデザイナーの相内洋輔です。
仙台を拠点にワークショップの企画運営や
ファシリテーションコーチングなど、
人が前進するための場作りを行っています。
(素晴らしいワークショップをたくさん作るために~アイディア出しチャレンジ~)
カメのこと全然しらんかった!
カメはカメでも!
知人と話していた時のことです。
とあるカメの絵を見ていた知人が
唐突にそのカメを「ウミガメ」と断定したんです。
私は全く理解が追い付きませんでした。
なぜ絵を見ただけでカメの種類が分かるんだろう??
すごく疑問だったんで素直に聞いてみたんですね!
え・・・・!?
34歳の青年になった私ですが、本気でビックリしました。
思わずビックリしすぎて嫁にメールを送りました。
ねえねえ、知ってた?
ウミガメの前足はヒレで
後ろ足もヒレで
リクガメはどっちも足なんだって!
オレしらんかった・・・
だからヒレのカメは
ウミガメなんだって!!!
マジびっくりじゃない?
見ているようで見ていないこと
これには相当ビックリしたので、
その場でカメの画像を検索しました。
ウミガメ
確かにヒレですね。これは分かる。
ハワイと屋久島でスキューバダイビングして
生のウミガメと出会って以来
私はウミガメの大ファンなんで!
続いてリクガメ!
ほんとやーーーーーーーー!
足がついてるーーーーーー!(笑)
リクガメは娘とよく遊びに行く
八木山動物園の爬虫類館で毎月出会います。
なのに私は
リクガメは足がついている
ウミガメはヒレがついている
というカメの生態には全く気づいていませんでした。
見ているようで見えていないものってたくさんある!
そう気づいて、試しに家の中で
「見ているようで見えてないもの」を意識してみたら
コンロの近くに置いたままにされた
賞味期限切れのジャムを発見しました…
小瓶に入っていたこのジャム
すっかりキッチンの風景の一部になっていたけど
よーく見たら金色のフタには油がこびりつき
お世辞にもキレイであるとは言い難く…。
速攻でゴミ箱へポイです!
見えていないものを問う効力!
見ているようで見えていないものは?
という問いの効力はとても力強く感じました。
なぜなら問いをきっかけにして
見えてなかったものが見え始めたら
確実に世界が動き出すからです!
私は以後
ウミガメとリクガメはゼッタイに混同しないし
景色の一部となっている不用品はすぐ捨てるでしょう。
ただ、この問いは万能ではないかもしれません。
あなたに見えていないものは何か?
と突然問われても答えを出せない可能性が高いです。
なので使い方や使い時に工夫が要りそうですが
アイスブレイクとしてや
連続ワークショップの宿題などとしては
ハマる瞬間がありそうだなと思いました。
例えばアイスブレイクでは
- 会場の中には何が見えているかを聞く
- いま見えていない物を探して来る
といった流れで会場を散策してくるって面白そうです。
きっとたくさんの発見があり、心が動きます!
また、見えていないものをどうやって発見したか
という行為は学びが深いポイントです。
屈んでみたり
角度を変えてみたり
違う見方をしてみたり
何かしらの工夫があったはずです。
それを各自にシェアしてもらうことで
普段意識していないことを見るとは?
という問いに対する集合知が生まれます。
そこで出来上がった背景は
今日はこうした発見の喜びを感じていただきたいので
気づいていないことに気づくための意識を持ちながら
「いま見えていないもの」をたくさん探しましょうー!
とリードすることで
以降のワークにしっかり引き継ぐことができそうです。
いいフックになりそう!
またこれを機に、
ワークに参加してもらった方が
「いま見えていないものはある?」
と自分に問う習慣ができたら
ワークショップ以降も前進を生み出し続けられそうです!
こういう進行なら使い勝手も良さそうだし
イイ効果にもつながりそうな予感がしました。
まさかウミガメとリクガメの違いに驚いたことから
こんなふうに思考が膨らむとは思いませんでした(笑)
ワークショップって
日常の色々なことから生まれてくるー!
余談
ウミガメ、リクガメの驚きは本当に衝撃的だったので
私はこの話しを8人の友人に語ってみました。
そうしたら8人中3人が
「えーーー?マジでーー!?」
という反応でめちゃくちゃ盛り上がりました!
8人中5人は嫁とまるっきり同じ冷たい反応でした(笑)
見えていないことって
人それぞれで面白いですね!
対話をもっとおもしろく。
相内 洋輔
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