ワークショップで重要な役割を果たす「7つの備品」

ワークショップデザイナーの相内洋輔です。

先日知人からワークショップってどんな備品がいるの?と質問をいただきました。ワークショップを実施してみたいそうで、手探りながらも準備をしているようでした。

これは知人だけではなく、あまりワークショップに慣れていない方は皆が気になるポイントかもしれない。そう思ったので、今日はふだん私が使っているワークショップの備品を紹介したいと思います。

既にワークショップを実施している人にとっては当たり前の備品ばかりですが、これからワークショップを始める方や、不慣れな方の参考になれば嬉しいです。

目次

ポストイット

まずは定番中の定番「ポストイット」です!

ポストイットはワークショップの様々なシーンで活用されますし、咄嗟にワークの変更を思いついた時も白紙とポストイットさえ会場にあればだいたいのケースで対応できます!

おすすめは正方形の「黄色」です。黄色のポストイットは多くの人にとって最も馴染みがあるため、参加者も構えることなく使うことがきます。

もし予算に余裕があればピンクや青などもうひとつの色を用意しておくと、ポジティブなことは黄色、ネガティブなことは青色といった具合に整理することもできて便利です。

商品のアイディアなど、少し文字数が多くなりそうなケースは長方形サイズの活用をおススメします。

模造紙・イーゼルパット

続いてこちらも定番の「模造紙」です。

模造紙はチームで対話したことを整理してもらったり、全体の発表で披露していただいたり、ワールドカフェのクロスにしたりと、幅広いシーンで活用されます。

文房具屋さんに行けば枚数指定でも購入できますが、ぶつけたりすると紙が凹んだり、しわになってしまうことが多々あります。持ち運びにも便利なので箱に入っている商品でまとめ買いするのがおススメです。

また「イーゼルパッド」も非常に便利です。

これは模造紙の裏にポストイットと同じような粘着剤が塗布されていて、そのまま壁に貼ることができます。

模造紙よりはサイズが小さいのと、値段が高いことがデメリットではありますが、模造紙をテープで貼ってはいけない会場などではとても重宝するアイテムです!

A4白紙

これさえあれば大体何とかなるのが「A4の白紙」です。

ワークショップではワークシートを作ったり、ポストイットを使ってアウトプットを出すことも多いのですが、それと同じくらい白紙にアイディアを書いていただく機会があります。

ちなみに私は、白紙を使う予定が無くても、ワークショップ会場には必ず白紙を持参するようにしています。白紙さえあれば突然のワーク変更に対応できるし、設営で案内看板を作る時なども大活躍だからです。あるととても安心します。

プロッキー

ワークショップではほぼ必ずアイディアや対話の成果を書き出します。

思考の整理のためという側面もありますが、「共有」を意図して文字化することが多く、視認性が高い太さのペンが欠かせません。私が気に入っているのは「プロッキー」です。

色も多彩だし発色もキレイで、とても見やすい文字を書くことができます。

マッキーが紙用に販売しているペンも悪くないのですが、マッキーと言えば油性ペン! というイメージが定着しすぎていて、マッキーで書いたら裏にうつってしまうのでは? と心配し、書くことに集中できない人が必ず何人か現れます。

そんなことで悩まれてワークショップへの没入感が損なわれるのはとても勿体ないなので、私はプロッキーがおススメ。

ポインター

ワークショップには「キレイでテンションの上がる投影資料」が欠かせません! 多くの場合、ワークショップの進行はパソコンから資料を映します。

ですがファシリテーションをしている最中、ずっとPCの前に留まって投影資料のページをめくり続けるわけにはいきません。

固定の場所で話し続けると、講義のような雰囲気が蔓延して参加者がだれてしまったりしますし、PCを置いている机などの後ろに立ち続けていると、参加者との心象的な距離が遠くなってしまったりします。

だから適度に会場内を動き回ってファシリテーションを行うことが重要なのですが、そのためには「ポインター」が必須になります!

定期的に場を持つようになってきたら、ひとつ持っておいてゼッタイ損はしません。

 VGA & HDMI変換アダプター

投影資料を映すためには「プロジェクターとPCをつなぐアダプター」を用意しなければなりません。

私は用意されているプロジェクターのケーブルがVGAでもHDMIでも対応できるよう、常に2種類のアダプターを持ち歩いています。

これだとどちらか片方の調子が悪くても、あるいは会場に片方しかケーブルが無かったとしても問題なく投影資料を映すことが可能です。

パソコンによってアダプターの端子が異なるので、他の人から借りるのはなかなか難しいです。だから自分でしっかり用意して、どんな会場にも対応できるように備えておくのがベスト! 余談ですが、私は最悪のことを想定して、できあがった投影資料は他の主催者にも事前にお送りし、バックアップ用のPCをご持参いただけるようにお願いしております。

ポータブルスピーカー

最後は「ポータブルスピーカー」になります。会が始まる前やワーク中など、私はワークショップを行う際はシーンに合わせて頻繁に音楽を流します。

参加者の気分が高まったり、リラックスした雰囲気を作れたり、飽きを防止することができたり、音楽がもたらす効果は絶大です。狭い会場であればPCや携帯から直接音楽を流しても問題ありませんが、スピーカーから出る音は厚みが全然違います!

また、100~200人くらい入る会場だと、端末から直接音を出しても全く聞こえません。

そこで私はJBL CHARGE4を愛用しています。これだと、学校の体育館くらいの大きさでもしっかりと音が拡がっていきます。

大は小を兼ねる、の精神で大きめのスピーカーを持ち歩いています。

オマケ

ワークショップの進行って緊張する・・・! という方も多くいると思います。そういう方は「自分の気持ちが和むグッズ」をワークショップ会場に持ち込むことをおススメします!会が始まる前に眺めてもいいし見える場所に飾っておくのもOKです!

私はワークショップをリードする際は「喫茶店で話しているくらいの自然さ」を意識しています。

それが叶わないくらい緊張を感じている時はパソコンの画面に立てかけるようにこの「ハニワ」を飾って、肩の力を抜くようにしています。

機能する自分でいるためのアイテム持っておくと便利ですよ~!

今日はここまで。

対話をもっとおもしろく。

相内 洋輔

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