「もっと伝わる研修に!」講師が心がけるクライアントとの関わり方

WORKSHOP LANDの相内洋輔(あいない ようすけ)です。

私は研修やワークショップを実施する際、クライアントとの密な連携を大切にしています。依頼を受けたら、まずクライアントが何を求めているのか、その目的や期待を丁寧にヒアリングすることから始めます。

研修の成功は、事前の準備にかかっています。クライアントの多くは、実施する内容について「お任せします」と言ってくださるのですが、私は可能な限りフィードバックをもらうようにしています。なぜなら、参加者の属性や企業文化によって、適切な表現や進め方が変わるからです。同じ内容でも、言葉選びや説明の順序を少し変えるだけで、理解の深まり方が大きく異なります。

例えば、ある企業では「課題」という表現が馴染み深いかもしれませんが、別の企業では「問題」という言葉のほうがしっくりくることがあります。そのため、事前にクライアントとやりとりを重ね、使用する言葉や構成を最適化することを心がけています。

クライアントが積極的にフィードバックをくださる会は、「この研修をより良いものにしたい」という意気込みが伝わり、私自身も「一緒に作り上げよう」という気持ちが高まります。

しかし、中には事前に資料を送っても、ほぼノーコメントのまま本番を迎えるケースもあります。そのような場合、「この内容で本当に大丈夫だろうか」「もっと適した進め方があるのでは?」と考え始め、かえって不安が募ることもあります。

また、フィードバックが細かすぎる場合もあります。「そこまで修正する必要があるのか?」と疑問に思うこともありますが、最終的には参加者にとって価値があるなら、できる限り反映するようにしています。

その結果、一つの研修資料を他の企業でそのまま使い回すことはほぼありません。手間はかかりますが、その企業にフィットした内容にすることで、研修の効果を最大化できると考えています。

準備段階でクライアントとしっかり意思疎通を図ると、研修当日の流れもスムーズになります。逆に、事前のやりとりが少ないと、進行の中で不安が生じることもあります。良い場を作るには、講師側の準備だけでなく、クライアントとの協力関係が欠かせません。

研修やワークショップは、その場にいる人たちのためにあります。だからこそ、事前の準備をしっかり行い、クライアントと共に最適な場を作ることを心がけています。その積み重ねが、最終的にはより良い学びの場を生み出すのだと信じています。

もし私にワークショップをご依頼いただく際は、たくさんご意見をお聞かせください!

対話をもっとおもしろく。

相内 洋輔

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