世界を拡げるために読んだ本~エッセイ・新書・文庫編~

本 読書 おすすめ エッセイ 

ワークショップデザイナーの相内洋輔です。

仙台を拠点にワークショップの企画運営や

ファシリテーション、コーチングなど

人が前進するための場作りを行っています!

私は仕事力を高めるために

本を年間100冊読もうと決め、

3年続けて100冊以上の本を読みました。

ただ、

最初はなかなか素敵な本に巡り合えず苦戦したんです。

そこで、

自分の世界を拡げたいけれど

何から読んでいいか分からない!

と思っている方の参考になればと思って

私が読んだ中でおススメの本をまとめることにしました。

今日はエッセイ・新書・文庫編をお届けします。

仕事が出来なかった頃を振り返ると、

私はエッセイなどの本はちっとも読んでいませんでした。

売れる営業マンになるための本や

意識を高くするための自己啓発書ばかりを選んでいたのです。

結果、どうだったと思います??

ほぼ何の役にも立ちませんでした(笑)

付け焼刃で知識を得ようとしたり

短期的なモチベーションの向上を目指しても

中長期的な変化にはさほどつながらないんですよね。

自分の知の領域や、

人間としての厚みを増していくためには

エッセイなどを通じて誰かの人生に触れ

自分事して思考を巡らせたり

新しい自分を増やしていくことがとても大切だと思います。

この記事が、

ちょぴっとでもあなたの本選びのお役に立てたら嬉しいです!

※掲載の順番や、説明文の長短と、本のおススメ度は関係ありません

目次

旅をする木 星野道夫

写真家、探検家であり、

アラスカを拠点とされていた星野道夫さん。

文章を読んでいるだけで、

星野さんの静かで優しい人柄が伝わってくるような

アラスカの雄大な自然が目の前に現れるような気がして

疲れた時ほどこの本を読みたくなります。

アラスカという厳しい自然環境の中で、

命の循環を目の当たりにしながら暮らしていた星野さん。

その人生観がとても味わい深い1冊です。

私たちが毎日を生きている同じ時間、もうひとつの時間が、確実に、ゆったりと流れている。日々の暮らしの中で、心の片隅にそのことを意識できるかどうか、それは、天と地のさほど大きい。

という一文は、

東京であくせく働いていた私の心を

よく清涼感で満たしてくれました。

本当に本当に本当におススメの1冊です!

ギリシア神話を知っていますか 阿刀田高

中東で起こっていることが全く理解できないので

勉強してみたいと思ってるんですが、

何から始めるといいと思いますか?

と会社の先輩に質問したところ教えてくださった1冊です。

いま起こっていることだけではなく、

物事の起こりを本質的にとらえなさいね!と。

なるほど!さすが言うことが違うな!

と思いながら買ったこの本ですが

もうとにかく読み物として面白いんですよ~~~~!!!

ギリシア神話の神様、恋してばっかりなの笑

イメージよりずっと官能的で

ずっと暴力的なギリシアの神々を知りました。

同シリーズの『旧約聖書を知っていますか』

『コーランを知っていますか』もおススメです!

下り坂をそろそろと下る 平田オリザ

司馬遼太郎『坂の上の雲』をタイトルのモチーフにしながら

扱っているテーマは真逆、日本の衰退について書かれた本です。

もはや日本はアジア唯一の先進国ではなくなりましたし

今後成長する見通しもない中で

日本人はどうあるべきかを説いています。

平田オリザさんの専門領域である

文化や芸術の視点から、

これからの人づくりや街づくりについて書かれています。

平田オリザさんの本はこちらも名著です!

落日燃ゆ 城山三郎

A級戦犯のうち、

ただ一人だけ文民だった広田弘毅の半生を描いた一冊です。

外交官として太平洋戦争の開戦を避けるべく奔走した姿や

軍部が暴走を続ける中で首相に就任し

戦争の終結と国体の護持に苦心した様子が描かれています。

私は恥ずかしながら、

広田弘毅さんの存在をほとんど知らなかったのですが

このような立派な方がいらっしゃったおかげで

今の日本があるのだなと

畏敬の念を覚えました。

人生エロエロ みうらじゅん

「人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた。」

から始まる軽妙な文体、目が離せないほど面白いです!!!

ただし、

深くもなく、文学的でもない、

本当にしょうもないエロい話しの80連発です笑

これを発刊できるなんて、さすがみうらじゅん!

みうらじゅんさんの世界観があまりにも面白すぎて

その後2週間ほど

みうらじゅんさんの本だけを読み耽った時期がありました。

クスっとしたい時にでもどうぞ!

友がみな我よりえらく見える日は 上原隆

アパートから転落し失明した市役所職員

45年間男性と付き合ったことがないOL

不登校の若者など

ひとりひとりの人生を

上原隆さんが丁寧に書き上げた1冊です。

人の人生とはこんなに千差万別で壮絶なのかと

ズシリと重みを感じるストーリーばかりでした。

シリーズ丸ごと購入して読み漁り、

人間について、人生について、

とても勉強が深まりました。

ひとを嫌うということ 中島義道

私は昔、

「人の好き嫌い激しいよねーーー」

って言われることが多かったこともあり

嫌いな人がいる自分のことが嫌いだったんです。

嫌いな人がいる自分は未熟なのではないか

と思わずにはいられませんでした。

ただ、

やっぱりどうしても、

嫌いなものは嫌いなんですよね!

あなたに嫌いな人がいて、またあなたを嫌っている人がいることは自然なこと。

よく考えれば当たり前のことなんですが

この本を読んで、心が軽くなりました!

そして、

嫌いをとことん追求することが人生を豊かにする

という考えは目から鱗でした。

自分の中に毒を持て あなたは常識人間を捨てられるか 岡本太郎

岡本太郎さんのエネルギーが突き刺さってくる1冊です!!

本当に生きているか?

甲斐のある日々か?

やりたいことをやっているか?

彼の人生を通じたメッセージだけに

ひとつひとつの重みが半端ないです。

岡本太郎さんは「芸術は爆発だ!!」

と仰っているイメージが強烈すぎて

変な人なんだなあと幼心に思い続けて来たのですが

著書を拝読して印象ががらっと変わりました。

自分を奮い立たせたい人におススメです。

すべてはモテるためである 二村ヒトシ

AV監督の二村ヒトシさんが書かれた1冊です。

なぜモテないかっていうと、

あなたが気持ち悪いからでしょう?

といきなりバッサリ切り捨てられます。

いやいや、そんなことないから・・・!

と思って読み進めていくのですが

だんだんぐうの音も出なくなっていきます笑

どうやったらモテるかのハウツー本ではなくって

なぜあなたがモテないのか

そもそもモテるとはなんなのかを、真剣に探究する本です。

私に息子が生まれたら、ぜひ必読の書として贈呈したい。

二村さんの他の本やコラムなどもおススメです!

生きていくあなたへ 105歳 どうしても遺したかった言葉 日野原重明

日野原重明さんが、

ひとつひとつの質問に答えていく1冊です。

表題のとおり

日野原さんが人生を通じて得た哲学や知見を

後世へ伝えたいメッセージとしてお話しくださっています。

驚いたのは、100歳を超えてもなお、

知らなかった新しい自分が見つかるそうなんです。

どれだけ年を重ねられても

この世界のこと

ご自身のことを探究し続けているご姿勢に

心から尊敬の気持ちを感じました。

対話をもっとおもしろく。

相内 洋輔

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