世界を拡げるために読んだ本~震災に関する書籍編~

場作り屋の相内です!

私は仙台を拠点にワークショップの企画運営やファシリテーション、

コーチングなど、人が前進するための場作りを行っています!

 

私は(公財)東日本大震災復興支援財団で働いていた際、

仕事力を高めるために本を年間100冊読もうと決め、3年続けて100冊を達成しました。

(詳細はこちらの記事でご覧ください!)

 

復興を支援するという仕事柄、

ビジネス書や啓発書、小説などに加えて、震災に関連した書籍も多く読みました。

 

このカテゴリーはご紹介するか迷ったのですが、

震災から長く時間が経った今だからこそ、

震災に関連する本をご紹介することには一定の価値があるのではないかと思うに至りました。

 

3.11からの夢

この本は震災から3年後、2014年の春に作られました。

復興の最前線で奮闘されている方、学生、高齢の方、幅広い人々の「夢」が綴られています。

 

本書の冒頭は、

被災地で「夢」を聴くことは、あまりにも愚かで、浅はかだった。

という1文から始まります。

作成者はご取材の最中に、何度も後悔を覚えたり、無力さに苛まれたのかもしれません。

ですが私は、この時期に、

「夢」という未来に気持ちを向ける問いで被災地に切り込んだことに敬意を覚えましたし、

ひとりひとりの語る未来に心を打たれました。

今でも書かれていることが色あせて見えないのは、

それだけ語り手一人一人のエネルギーが詰まっているからなのではないかと感じています。

 

被災地の聞き書き101 暮らしを語り、思いをつなぐ。

こちらは、被災された方101人が語った言葉が、そのままの生の形で掲載されています。

広辞苑のように分厚い本ですが、それだけ、

お一人お一人がどう生きてきたのかをしっかりと伝えてくれる1冊です。

お一人お一人の辿ってきた人生、被災された状況、今後に何を望むかを読み解いて行くと、

「被災」という一言では決してくくりきれない、個々の存在、息遣いが感じられます。

その存在に触れるうち、復興とは何か、幸せな暮らしを取り戻すとは何か、

そして自分たちにできる支援とは何かを紡ぎ出していくには、

一人一人、一つ一つの事象と徹底的に向き合うしかない。

そういうあり方を示唆してくれた本でした。

ハーバードはなぜ日本の東北で学ぶのか 世界トップのビジネススクールが伝えたいビジネスの本質

東北の復興に携わるリーダーたちのあり方(being)に触れ、

知識(knowing)ややり方(doing)を重要視していたハーバード大学の生徒たちが、

本当に大切なことは何なのかを各地で探した実践の記録。

大好きな東北が世界の学びの地となっていることを誇りに思いたいし、

これからも世界に向けて東北を見ろ!東北は凄いぞ!と発信し続けたいと思わされた1冊です!

 

人を助けるすんごい仕組み ボランティア経験のない僕が、日本最大級の支援組織をどうつくったのか

被災地を支援するための、日本最大級のボランティアグループを立ち上げ、

どのような仕組みを構築することで個々人の持てる力を最大化したかが分かりやすく記されています。

日本に暮らしている以上、大災害の発生は避けることができません。

ここで語られているノウハウと、人を助けたいという意図から生まれた暖かなあり方は、

ぜひ後世に伝えて行きたいです。

 

東日本大震災全記録 被災地からの報告

河北新報社が発刊した、東日本大震災の記録です。

各地の津波の高さや被害の状況などが、都市ごとにまとめられています。

あまりにも広域に及ぶ被害だった東日本大震災ですが、

こうして各都市ごとの被害状況を見ることができるのは記録資料としてとても貴重だと思いますし、

これから初めて東北の被災地に来る方は、ぜひ一度、目を通してみて欲しい本です。

 

神戸新聞の100日

東日本大震災のことをより理解するために、

神戸で起こったことを知ることは価値があるのではと感じ手にした一冊です。

震災直後の混乱化の中、新聞の発刊のために、

あらゆる手段を講じる新聞マンたちの姿勢に頭が下がりました。

数々の調整が実り、震災直後にも関わらず輪転機が廻った瞬間は、目頭が熱くなりました。

 

魂でもいいから、そばにいて -3.11後の霊体験を聞くー

絶対に泣いてしまうから家族の前では読めないなと思ったので、

毎晩お風呂に持って行って、こっそり泣きながら読みました。

亡くなった子どもがそこにいるとしか思えない出来事や、

ご家族を身近に感じられる出来事など、どのエピソードも、偶然とは、とても思えないのです。

そして、そうしたことによって救われたご家族の心情が、リアルに伝わってくるのです。

 

おもかげ復元師の震災絵日記

津波などの災害で大きな損傷を受けたご遺体を、できるだけ生前のお姿にお戻しする、

「復元ボランティア」として被災地で献身された笹原さんが書かれた絵日記です。

ページごとに、復元したご遺体をご家族にお渡しした時のエピソードが短文で綴られています。

私はこの本を何回読んでも、数ページだけで涙が止まらなくなってしまいます。

なんという尊いお仕事なんだろう。

私も私にできる貢献を精一杯にやろうと、読むたびに私のあり方を正してくれる本です。

いつか笹原留似子さんにお会いして、お礼をお伝えしたいと思っています。

 

 

人生を自分らしく!

相内 洋輔

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