「もし今あなたの目の前にランプの精が現れたら何を願う？」を考えるワークショップ

2020年4月11日

ワークショップデザイナーの相内です。

対面でのワークショップを開催できない状況において、ワークショップデザイナーは何の役に立てるのか？

2~3週間ほど悩んだ結果、機能する対話のきっかけを提供することではないかという結論に至りました。(詳しくはコチラをご覧ください)

私はこの不安定な状況下に置いて、機能する対話は「サーフボードのような存在」だと思っています。

コロナウィルスが終息するまでには、我らが体験したことも無いような波が、今後も次々に押し寄せてくることでしょう。

それらの荒波に飲み込まれるのではなく、波を乗りこなしながら未来へと進む力を作っていくためには、機能する対話が欠かせません。

また、刻々と変化していく状況の中で、精神状態を良好に保ちながら日々を過ごすためにも、同じことが言えます。

そこでこのブログでは、機能する対話の増加を意図して、ワークショップ形式での対話手順をご紹介することに決めました。

複数人で意見交換をしていただくのもいいですし、個人の内省にも使っていただけるように設計しています。どうぞ必要に応じて、ご活用ください。

今日のテーマは、「もし今あなたの目の前にランプの精が現れたら何を願う？」です。

説明するまでもないかもしれませんが、ランプの精とは、アラジンのお話しに出てくるジーニーのことです。魔法のランプをこすると現れ、持ち主の願いを叶えてくれます。

もしそんなことが起こったとしたら、あなたは今、何を願いますか？？

ぜひ、リラックスしながらご自身を見つめる機会としていただけたら幸いです。お子さんと一緒に考えてみるのもいいかも！

ランプの精に何を願う？

今日は本題から行きましょう！　もし今あなたの目の前にランプの精が現れたら、あなたは何を願いますか？

ただし、ランプの精には叶えられないことがあります。それが以下の2つです。

コロナウィルスを世の中から無くすこと
あなただけが幸せになること

また、この他にも2つの決まりごとがあります。

叶えられる願いは2個まで
願いは今から3分以内に決めないとダメ

ルールはお分かりですね？

では早速、ランプの精にどんなことを願うか考えてください！3分以内ですよ！

お一人で読んでくださっている方は、ぜひノートなどにお願いを書き出してみてください。

複数人で読んでくださっている方は、3分後にみんなで共有しあってみてください。ちなみに他の人の意見は絶対に否定しないこと！これを守ってくださいね。

願いにひそんでいる気持ちはなんだろう？

続いて2つの願いが生まれた理由を考えてみましょう。

2つの願いには、あなたが今この世界に対して感じていることや、こうなったらいいなあという希望が詰まっているのではないかと思います。

それをちゃんと言語化して、自覚しておくことはとても大切です。難しく考える必要はないので、どうしてこの願いが浮かんだのか、理由を考えてみてください。

お一人の方は、またノートなどに書いてみてください。

複数人で読んでくださっている方は、書き終わった後、みんなで共有してください。

あなたにも今からできることは？

今日はこの問いかけで終わりにしたいと思います！

2つの願いが叶うために、あなたが今から始められることはありますか？

という問いかけです。どんな小さなことでもかまわないので、2つの願いが叶うために、この瞬間からあなたが始められること、意識できることが無いかを考えてみましょう。

お一人の方は、またノートなどに書いてみてください。

複数人で読んでくださっている方は、書き終わった後、みんなで共有してくださいね！

チェックアウト

最後にチェックアウトです。

・今日の気づき、発見はなんだったか

・今どんな気持ちを感じているか

を言葉にしてみてください。

お一人の方は、ノートなどに書いてみることをおススメします。

複数人の方は、ぜひ率直な感想を共有しあってください！

宿題

私のワークショップでは、たまに宿題が出ます。

今日の宿題は、「あなたにできることを始めてみる」です！

2つの願いはきっとものすごく壮大だったのではないかと思うのですが、千里の道も一歩からということわざがあるように、まずは第一歩目を踏み出すことが目標の到達へと繋がります。

あなただけが何かを始めても意味ないとか、こんな小さなことで効果があるのかなとか思わずに、ぜひ今できることを始めてみてください。

世界はつながっているので、あなたの変化は、きっと周囲の人にいい影響を与えはずです！

最後に

・コロナウィルスに関連することを考えたり、ご自身のことを見つめるに当たって、不安に押しつぶされそうになったり、自分自身でいられなくなってしまうような恐怖を感じた場合などは、決して１人でなんとかしようとせず、ご家族や友人などの信頼している方、カウンセラーやコーチなどの専門家にSOSを発信してください。

・本記事の内容については、資料も含め、ご自由にお使いください。もしお役に立てましたら、SNSなどでシェアしていただけますと嬉しいです！

・対話を設計して欲しいテーマについてリクエストがあれば、コメント欄、メール、TwitterのDM等でお知らせいただきましたら前向きに検討させていただきます！