研修中にもらい泣き
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場作り屋の相内です!

 

仙台を拠点にワークショップの企画運営や

ファシリテーション、コーチングなど、

人が前進するための場作りを行っています!

 

今年は20年来の友人が保育園の園長になることが決まり

彼が掲げる

誰もが自分らしさに向き合える保育園

というビジョンの実現を目指して、

連続10回の研修を引き受けています。

 

「のいえ保育園」の先生が

様々な「探究を重ねる」研修なので

NOIE QUESTと名付けました。

 

第6回目となる今日は

のいえ保育園の園児が主体的に活動できる関わりとは?

をテーマに、どんなあり方から園児と接していきたいかを探究しました。

これまでの5回の振り返り

2019年4月から始まったNOIE QUESTですが

ここまでに

合計30時間弱のワークショップ

を重ねて来ました。

 

30時間も研修を受けることって、

そうそうないですよね!

 

なので今回は

この5回を振り返って

自分自身にどんな変化が生じているか

を言語化することから始めました。

 

自分の中に強く残っているポイントをシェアしあうことで、

これまでに実施してきたことの理解を深めたり

実践の幅を更に拡げていければと思ったのです。

 

NOIE QUEST ここまでの振り返り

 

特別な仕掛けは設けませんでしたが

参加者それぞれが

自分に起こっていることを深く持ち出してくれました!

 

全員が口を揃えて

「成長した実感があります!」

と教えてくれたことが特に印象的でした。

 

「自分って成長した!」

と思っていたとしても、

なかなか同じ職場のメンバーの前では

素直に開示できませんよね!?

 

思わず涙を流してしまうメンバーもいて、

みんなでもらい泣き。

研修中にもらい泣き

なんかいいチームだなあ。

ぼくもこういうチームで働きたいなあ

と心から思いました(笑)

 

たまたま研修の様子を見てくれたマネージャーも

近いことを感じてくださったみたいです。

 

また、参加してくださっている皆さんには

このタイミングで

成長と時間の関係について伝えておきたいと考えました。

 

成長の曲線

 

回数を重ねて来たので

そろそろ個々人の変化に

差が出始めてもおかしくない頃だと思ったのです。

 

そうしたことが実際に起こった時に

取り残されている

と感じた人が過度に落ち込んだりすることのないよう

人間の成長は必ずしも時間が経つにつれて

右肩上がりになるわけではないということを

絶対に知っておいて欲しいなと思いました。

(焦らなくていいんだよー)

 

これは、

先に進んだ人にとっても重要な観点です。

 

なんでできないんだろう?

(私と同じ時間を過ごしているのに)

と見下したり軽蔑したりせずに、

 

まだブレイクスルーのポイントに達していないだけなんだ!

 

そしてそのタイミングは人それぞれ異なるんだ!

 

と思いながら接することができれば、

良好な関係を維持できる可能性が

高まるでしょう。

 

これから新規採用する保育士さんたち

の成長を見守るうえでも

非常に役立つ観点になるはずです。

 

同時期に採用した人たちでも

個々人の変化のスピードや深さは

それぞれタイミングやきっかけが異なるはずですから。

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「てつがくおしゃべり」でウォーミングアップ!

今日のウォーミングアップは

「てつがくおしゃべりカード」を使いました。

 

「あり方」というつかみどころがないテーマ

を扱うにあたっては

ただ真正面から切り込んで行くのではだめで

足場をかけるための探究的な体験

が欠かせないと感じたからです。

 

そしてあわよくば

ディスカッションの中から

次のワークへのつながりを見出せれば

と期待していました。

 

 

今回は皆さんが

下記の3つのカードを選んでくれて、

各テーマ毎、自由に意見を交わしました。

  • お父さんも赤ちゃんをうめるようになったら、何がどう変わる?
  • すっかりわすれてしまったものでも、まだあなたのもの?
  • 何がふつうかを決めているのはだれ?

     

    1人目はオレが産むから、

    2人目はよろしくな!

    って会話が生まれるのかなあ?

     

    男性も子どもが産めるようになったら

    真の男女平等社会になる??

     

    体験したことって

    忘れちゃっているものでも

    自分だけのもの?

     

    昔の彼氏は?

    それは違うでしょ(笑)

     

    ふつうってなんだろう?って

    のいえ保育園に入ってから

    すごく考えるようになった

     

    何がふつうかを決められるのは自分

    と思える人が増えたらいいよね

     

    などなど、

    つかみどころのないテーマでも

    様々な観点から思考を掘り下げていく様子に安心しました。

     

    やはり、

    時間を重ねて探究を重ねて来ただけあります。

    てつがくおしゃべりカードでウォーミングアップ

     

    そして、意図通りの会話も起こりました!

     

    子どもってついさっきまで遊んでたものを

    ぽいっと置いていったにも関わらず

    思い出したように戻って来て

    それぼくのだから返して!

    って言う時あるよねー。

     

    あるあるーー!

     

    そういう時って、

    なんて言って諦めさせるか悩むよねーー。

     

    という会話が生まれたのです。

     

    きたーーー!!

    ぼくは飛び上がりたいキモチでした。

     

    ピンと来ない方もいるかもしれませんが

    実はここに、

    あり方を探究するためのヒントが隠されています。

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    3人のレンガ職人の話し

    そうしていよいよ、

    主題である「あり方」の探究へ進みました。

    NOIE QUESTの実施ステップ

    1~5回のNOIE QUESTでは

    自分自身のことを集中して扱ってきたのですが

    6~10回では園児との関わりについて

    具体的に観て行きます。

    今回はその皮切りとなる時間です。

     

    始めに3人のレンガ職人の話しを紹介しました。

    一見やっていることは同じように見えて

    全くあり方が異なる

    3人のレンガ職人の話しです。

    (興味がある方はググってください)

     

    3人のレンガ職人の話し

     

    それから感じたことを皆でシェアしたのですが

    面白いなあと思ったのが

    ただレンガを積んでいる人

    お金のためにレンガを積んでいる人

    憩いの場をつくるためにレンガを積んでいる人

     

    最近はどの人が良い

    どの人は悪いということを

    判断しようと思わなくなった

     

    という意見が共有されたことです。

     

    けれども

    3人のうち誰が最も良い仕事をできそうか

    のいえ保育園のスタッフとしては

    どのあり方が良いと感じるかを聞いたところ

    みな間髪を入れずに

    「憩いの場を作るためにレンガを積んでいる人」

    と答えました。

     

    これって

    他者については

    「そのままでいていいよ」と存在を承認しつつ

    自分自身は個人的な欲求の領域に留まらずに

    関わる人に価値を提供したい!

    というあり方から物事を捉えているからこそ

    言える内容だと思うんです!

     

    自分の子どもを預けるなら

    こういう人にお願いしたいなあと思う方って

    きっと少なくないはず。

     

    のいえ保育園のこと

    もっと世の中に広めたいなあと、

    じんわりとした思いがこみ上げて来た瞬間でした。

     

    ここで機が熟したの感じ

    直前のてつがくおしゃべりカードから生まれた

    なんて言って諦めさせるか悩む

    という会話を議題に上げました。

     

    子どもに諦めてもらうために何と言うか?は

    やり方にフォーカスしていて

    あり方から行動を選んでいるわけではなさそうです。

     

    これがもし

    「子どもの主体性を引き出す」

    というあり方から行動を選んだら

    どんな選択が生まれるでしょうか?

     

    極端に言えば

    今回のNOIE QUESTでは

    この一点だけをつかんでくれればOK!

     

    と感じていたので

    本当に素晴らしい題材の出現に感謝でした。

    園児の主体性を伸ばす関り・潰す関りを考える

    第6回の締め括りは

    園児の主体性を伸ばす関りと

    主体性を潰す関りについて考えていただきました。

     

    園児の主体性を伸ばす関り、潰す関り

    実はこの時間はNOIE QUESTの中で

    最も簡単なワークになってしまうのではないか?

    参加者のレベルに合っていないのではないか?

     

    と少し心配していたのですが

    意外にも「子どもの主体性を引き出すとは!?」

    という問いに対してほぼ馴染みが無かったようでした。

     

    昨今の教育現場では

    子どもの主体性を引き出すというワードが

    盛んに語られている印象があります。

     

    特にぼくが従事してきた

    高校生のプロジェクト・ベースド・ラーニング

    を支援する大人の界隈では

    不変の共通言語として浸透しています。

     

    だから現場の皆さんは

    もう既にこのテーマを問い尽くしていて

    飽き飽きしているのではないか

    とさえ思っていたのですが

    思いがけず

    フレッシュな気持ちで取り組んでいただけました。

     

    この様子から想像するに

    多くの保育士さんは

    教科書や保育書などを通じて

    主体性を引き出す

    という言葉を見聞きしているのだろうと思います。

     

    しかし実際には

    主体性を引き出すとは何か?

    ということに対しての勘

    は養われていないのかもしれません。

     

    あるいは

    主体性を引き出す関りが出来ていたとしても

    その瞬間がそうであると認識できていないのかもしれません。

     

    全く違う視点から観れば

    子どもの主体性を引き出す関わりを是と思わず

    園児をコントロールすることに

    重きを置いている職場も多いのかもしれません。

     

    これらは、ぼくにとって重要な発見でした。

     

    議論も大いに深まりした。

     

    とりわけ

    主体性を潰す関りとして「集団行動を強要する」

    という意見が出された瞬間

    がターニングポイントになりました。

     

    確かに日本的な

    「和を乱さない行動規範」を押し付けてしまうと

    自分で考えることを放棄したり

    他者に合わせすぎてしまったり

    個々の意欲は削がれてしまうでしょう。

     

    一方で

    保育園として集団行動を排除することは

    可能でしょうか?

     

    あるいは

    集団行動を全くできない園児でも

    それを上回るほどの主体性が備わっていれば

    人生を豊かに生きて行くことができるでしょうか?

     

    そう問題提起をすると

     

    もしかしたら

    主体性を伸ばす関りの欄に書いてあることも

    主体性を潰す関りになる時がある???

     

    そして、その逆もありえる・・・???

     

    との問題提起が起こり

    凝り固まった思考がぱっと切り替わりました。

     

    この問題提起はまさにその通りで

    ぼくはどのシーンにおいても通用する

    絶対的な関りというものは

    存在し得ないと思っています。

     

    だからこそ

    やり方ではなくって、あり方が重要なんです。

     

    余談ですが

    参加者の1人がお務めになっていた前の園では

    活動の区切りごとに笛を吹いて

    園児を集合させていたんだそうです。

     

    園児を管理しやすくするための1つのやり方

    として実施していたが

    のいえ保育園ではやるべきなのだろうか?

     

    天災等が起こった際の

    避難の意識づけの一環として考えていたけど

    東日本大震災のような大災害が起こった時に

    笛を吹いたら集合できるのか?

     

    あの揺れの中で笛を吹けるのだろうか・・?

     

    ・・・・・。

     

    なかなか答えが出ない議論でした。

     

    ぼくは笛を吹く行為自体が良いとか

    悪いとかではないと思っています。

     

    大切なのは

    どんなあり方から、その行動を選ぶか。

     

    どんなあり方から選ぶか

     

    もしかしたら、

    参加者の皆さんは、まだこの日の出来事を

    消化しきれてはいないかもしれません。

     

    でもきっと

    未来から振り返れば

    のいえ保育園の未来を左右する重要な一日として

    刻まれることになるのではないか。

    ぼくにはそんな風に感じられました。

    参加者の感想

    Aさん

    朝から3Fに用事があるのになぜかエスカレーターの1Fのボタンを押して、

    のいえスタッフだけではなく、

    別会社の方たちまで1Fに連れて行ってしまうズッコケな私でしたが、

    それだけNOIE QUESTが楽しみである事に気づきました!

    今回はのいえ保育園に興味を持ってくれ、もっと知りたい!子どもを入れたい!

    と思ってくれている友人が見学に来てくれ特別な時間でした。

    1回目からの振り返りをしたことで、

    自分の考えや、気づきを素直に成長と感じられるようになったこと、

    初めはこれ嫌だなと思っていた内容でも、NOIE QUEST後も考えたり、

    取り組み続けたりしていく事で、わくわくしている自分に気づいたりと、

    自分の変化に丁寧に目を向けられるようになってきました。

    これって「自分らしさ」っていうもの?

    「自分らしさ」って何か分かるキーワードのいくつかなのかな?とも感じています。

    あり方の探究では、あり方が変わると行動も変わり、

    起こることが自然と変わってくるということを、

    みんなとの対話の中なかから知り、すごく納得しました。

    私がのいえに来たきっかけと繋がることがすごくあるなと思いました。

    私はやり方ばかりを変えることを考えていたことに気づいたので、

    これから「あり方」という言葉を探究していこうと思います。

    てつがくおしゃべりでは「哲学」という言葉に抵抗感がありましたが、

    やってみると、哲学ってこういうことなんだ!

    こうした何気ない問いに取り組み続けた人が哲学者になっているのかも!

    と抵抗感が少し減りました。素直に楽しかったです。

     

    Bさん

    NOIE QUESTに6回参加して、

    成長できているのかなと感じている部分もあり、

    一方でできてないところもあるのか、

    気づいていないところもあるかと感情がぐちゃぐちゃしています。

    みんなの発表を聞いて、言葉にして伝えられるのがすごいなと思い、

    自分はなかなか言葉にできなくてもどかしいです。

    前回のNOIE QUESTで少し光が見つかって、今回は嫌だという気持ちはありませんでした。

    参加して、ここ最近もやもやしていたことへの答えが見つかったような気もしたけど、

    また新たなもやもや(問い?)も見つかりました。

    第1回目から5回までを振り返って、こんなこともした、

    その時こう感じてたんだよな、忘れてたなという感情が湧いて来ました。

    色々な情報が入って来るので、

    なかなか自分の頭や気持ちを整理することが追い付いていないのかなと、

    冷静に分析していたり、またそれも成長なのかなって思ったり・・・!

    「てつがくおしゃべり」では、色々な話が出ていました。

    今までなら、答えが見つからない事を話し合ったりすることに、

    面白さやワクワクを感じていなかったけど、

    今回のゲームでは色々な考えを聞いたり、考えることが楽しいと単純に思いました。

    相手を受け止めて、認められるようになってきているのかなと思います。

    最後に話していた、あり方と結果の関係についてはもっと知りたいと感じました。

    そのためにも、常に探究、考えるクセをつけていきたい。

     

    Cさん

    「てつがくおしゃべり」では、

    シンプルな問いから今起きている社会問題にも触れるような話になったり、

    ちょっとありえないと感じるテーマでも、

    真剣に大人が話し合ってみたりしたことが新しくてわくわくした。

    今後のコミュニケーションツールのひとつとして、

    スタッフ同士が煮詰まった時にでも活用できたらいいなと思った。

    NOIE QUESTが始まってから2ヵ月が経って、半分のワークが終わった。

    あっという間だなという気もしたけれど、第1回目のことはもっと前だったような感じもした。

    今までのNOIE QUESTで印象に残っていることを考えた時、

    「自分らしさ」「個性」「心理的安全性」「受け取る」等のワードがすぐに浮かんだ。

    でも感覚をつかむことはとても難しく、今まさに悩んでいる。

    人との関わりを通して、自分自身のことや自分の行動、思いを深く考えすぎているからなのか。

    1度「こういうことか!」と納得して思っても、

    今度は「これってなんだかつらい」と思ったり、

    「わかってきた」と思えば思う程自分らしさを失ったり、

    穏便に済む方を選択したりして、

    自分自身の安心安全な場所を自ら奪っていっているように思えた。

    宿題を通して、自分がどんなあり方で生きていたいか探っていきたい。

     

    Dさん

    いつもは感想を書くときに書きたいことがたくさんあって、すらすら手が動くのに、

    今日は何を書いたらよいのか分からず、全く進みません。

    頭の中は「深い!」でいっぱい。

    ですが、以前はワークショップの中で分からない問いが出てくるともやもやして、

    必死に答えと探そうとしたり、

    無理やり答えを見つけて自分を納得させている自分がいました。

    しかし今回はあり方についてと難しい問いではありましたが、

    5回のワークショップを受けてきた経験のなか、

    分からない問いで理解できていないことを自分の中でいったん受け取っており、

    その問いを探究することにわくわくしている自分がいることに自分でも驚いています。

    そしてその問いを自分の中で理解し、機能出来るようになった時には、

    今度はどんな世界が見えてくるのだろうとわくわくしている自分にも気づきました。

    また、受け取るという感覚を知って、自分なりに実践する中で、

    今までとは違った壁にぶち当たり試行錯誤中でしたが、

    周りにも同じような問いを探究している仲間たちがいて、

    その気持ちを知り、共有できたことが素直に嬉しかったです。

    全ての事実に対して、是か非かで判断をせず、

    その背景や本心を見ようとしていることで、

    自分の考え方や見える景色も全く違ってきています。

    残り少なくなってきたワークショップでも一つ一つの問いにしっかりと向き合い、

    成長していきたいという気持ちがより一層強くなりました。

     

    Eさん

    これまでの5回の研修を振り返ると、

    「探究」「豊かさ」「承認」という言葉が印象に残っています。

     

    「探究」という言葉を聞いて、

    ゴールを目指すことだけが大切なのではなく、

    通過点として捉えて良いと考えがシフトしました。

     

    「豊かさ」という言葉は人それぞれイメージが異なると思いますが、

    豊かな心持ちによって気持ちに余裕を持てるようになってきました。

     

    「承認」については、

    〇〇をやりたい!と家で子どもに言われると、これまでの自分だったら、

    汚れたり散らかったりすることを恐れて制御することがありました。

    ですが子どもの「やりたい」という思いを受け取ることで、

    自分で考えて作ることを楽しみ、

    完成することで達成感を感じる様子を見ていると、

    こんな環境を与えられる機会が増えたことは、

    私自身の成長の一歩だと感じています。

     

    今日の研修の中で挙げられた、

    子どもの力や感性を引き出すあり方や環境で、結果が変わると思います。

    「てつがくおしゃべり」のお題は、

    「赤ちゃんが誰でも産めるようになったら?」と常識を覆す内容や、

    考えもしていなかった「普通とは何か?」ということを話し合い、

    考えたくなくなることもありましたが、

    何気ないことでも疑問に感じられるようになれば、

    また一つ前進出来るだろうと感じました。

    次回のQuestを私生活でも実践し、深めていきたいと思います。

     

    NOIE QUESTは続きます。

     

     

    人生を自分らしく!

    相内 洋輔

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