読書は人生を変える 〜ブクログに532冊の本を登録しました〜

WORKSHOP LANDの相内洋輔(あいない ようすけ)です。昨日の仙台はとんでもない雨でしたが、今朝は打って変わっていいお天気。雨の後の青空は清々しいですね。

私は昨日の夕方、仕事を終えてからせっせとブクログに本を登録していました。本について人と話す際、よく正確なタイトルを思い出せず困っていたので、ここにアーカイブしておけばいつでも参照できると思ったのです。

また、よく学生からどんな本を読んできたのかと尋ねられるのですが、なかなか的確に答えるのが大変なんですよ。でもブクログの本棚をリンクで送れば、私の読書歴を自由に辿っていただくことができます。なんでもっと早く気がつかなかったのだろう!

ブクログに触発されたので、今日は本について私が普段思っていることをとりとめなく書いてみました。

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ブクログ
相内洋輔 ワークショップデザイナーの本棚 (相内洋輔 ワークショップデザイナー) - ブクログ 相内洋輔 ワークショップデザイナーさんの本棚:私の読書の記録です。
目次

本を読み始めたのは恥ずかしさ・無力さから

私が本を真剣に読み始めたのは、東日本大震災復興支援財団に転職をした2013年からでした。自分の教養の無さ、意見の無さを恥じ、自分を変えようと決心したのがきっかけでした。

年間100冊を目標にして、急にたくさんの本を買い始めたものの、最初の頃は選書のセンスが全く備わっていなかったことが懐かしく思い出されます。

内容を読んでガッカリした本、すぐに捨ててしまった本は、10冊や20冊では足りません。いわゆる、タイトルに釣られた、というヤツです。普段から本を読んでいないと、良本か駄本かを見抜くのはなかなか難しいんですよね。

そうして買って、捨ててを繰り返して10年。いま家に何冊の本があるのか、数えたことも気にしたこともなかったのですが、ブクログに登録してみた結果、手元に置いておきたいなあと思えている本が532冊もあったことが分かりました。思っていた以上の冊数で、少し感動しました。

そして改めて、ワークショップデザイナーとしての仕事も、大学での非常勤講師も、これらの読書量に支えられているなあと感慨深くなった次第です。

一冊の本は人生を変える

よく「お金がないから」と本を遠ざける方がいますが、私はとてももったいないことだなと感じます。本は著者が長い時間をかけて学んだ知識、得た経験や教訓を、1,500円程度で買うことができます。このコストパフォーマンスはハッキリ言って激安です。

私がまだ大学2年生だった約20年前、全財産が1万円ちょっとしかなかった時があったのですが…、それでも1冊の本を買ったことがありました。

ふらっと入った本屋で偶然に出会った『考具』というアイデア発想のための本です。お財布にとってはとても痛いタイミングでしたが、どうしても読まなければならないと思ったのです。

現在私は、iU情報経営イノベーション専門職大学と協働でアイデア発想ワークショップ「モウトレ 」を開発・提供していますが、私がアイデア発想を専門的に扱うに至った原点は、この20年前に買った『考具』にあります。もしこの一冊を買い渋っていたら、きっと今ごろ、文字通り全く別の人生になっていたはずです。

1,500円の本を年に20冊買っても、総額は30,000円。講座などを受講すれば、3倍、5倍、10倍の金額は当たり前なので、自己投資としてはごく小額です。

でも、この少額の投資からもし自分にとって幸運の一冊が見つかれば、人生が大きく変化します

読書量を保てたのは本好き仲間のおかげ

そして出来ることなら、本好きの人と仲良くしておくとVery Goodです。

私が読書を続けてこれたのは、幼少期から本に囲まれて育ったこと、尊敬していた元上司が桁違いの読書家だったこと、仕事仲間に読書好きが多かったことが大きかったと思います。みんなが素敵な本を紹介してくれるので、読書のネタに困ることがありませんでした。

また、読書をサボりたい気持ちが湧いた時にも、踏みとどまる力をいただきました。一人だったら欲望に負けて、お酒を飲んで寝るとか、ゲームをして夜更かしするとか、読書を遠ざけてしまっていたのではないかなと思います。

あの人は今晩も読んでいる。

そう思えば、私も読書をしないわけにはいかないのです。

読書好きの仲間の存在は、いつも私に「慎独」という言葉や、「蛍雪の功」という故事を思い出させてくれ、本を開かせてくれています。

自分にとって「本」とは?

私にとって本はコンパスです。変化が激しく、大量な情報が飛び交う社会において、どちらの方向に進んで行ったら良いか、何を大切にしたら良いかを適切判断するためには、良質な情報を蓄え続けることが重要です。

Netの記事やニュースなどもこの一部を担ってくれますが、その性質上どうしても断片的になりがちなので、地表を虫メガネで覗くような、極めて狭い範囲・時間軸での情報収集に偏ってしまいます。

それに対して本は、古来から現在までの様々な変遷を知ることができたり、洋の東西を超えた幅広い事例を収集することができたりと、厚い知識を得ることができます。先程の例と対比させるとすれば、こちらは地層。より広い範囲、時間軸からの学びです。

こうした知識の塊を増やしていくことができれば、新しいアウトプットや、適切な意思決定が生み出せるようになっていきます。

だから私は、自分が何をしたいか分からないとか、いま仕事でうまくいかないとか、なりたい自分に近づけないとか、悩んでいる方がいらしたら、しのごの言わずに、まず本を乱読してみることをオススメしたいなあと思っています。本はいいですよ。

今日はここまで。

対話をもっとおもしろく。

相内 洋輔

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