WORKSHOP LANDの相内洋輔(あいない ようすけ)です。
私は仙台を拠点にワークショップの企画運営やファシリテーション、
コーチングなど、人が前進するための場作りを行っています!
2018年末からTwitterのタイムライン上で、
『メモの魔力 The Magic of Memos 』
を見かけない日はありませんでした。
私は少し斜に構えて
「おお、プロモーション凄いなぁ。よし、読まない」と決めていたんです。
なぜなら、きっとメモについてのハウツー本で、
著者の界隈の方々が盛り上げているのだろうという程度に思ったからです。
ところが、いつになってもタイムラインから『メモの魔力』が消える日が来ません。
むしろ日に日に増しているような気さえします。
その様子を見て、
「あ、これは私の判断が間違っていた。きっとこの本には人を引き付ける何かがある」
と気づくまでそう時間はかかりませんでした。
書店では売り切れ続出とのことでAmazonに注文し、到着日に読了!
フタを開けてみれば、
これはぜひ全日本人に読んでもらいたい!
と思うほどぐっと心をつかまれた1冊になりました。
私は年間に本を100冊程度読んでいますが、
2019年の1月にして、
2019年中にこれ以上の本と出会えるか疑問です。
少なくとも「人におススメしたい本」としては、
『メモの魔力』が最上位になりそうに感じています。
今日はそんな『メモの魔力』を読むべき理由を4つに絞ってご紹介します!
最強のフレームワークが学べるから!
まず初めに挙げるのが、
本書で紹介されているフレームワークの有用性です。
前田さんはメモの魔力の中で
「ファクト→抽象化→転用」というフレームワークを伝授してくださっています。
お言葉の一節をお借りすると、
①インプットした「ファクト」をもとに、
②気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し、
③自らのアクションに「転用」する。
という一連のフローこそが、知的生産につながるメモの真髄であると!
これには心から同意します。
確かに、ここで語られている②と③ができるようになると、
日常の至るところからアイディアが掘り起こせるようになります!
しかも、このフレームが有効に機能する領域はアイディア出しだけに留まりません。
営業に携わっている人であれば、
Aというクライアントで起こっている個別の事象から、
BやCというクライアントにも横展開が可能な打ち手や哲学を見出せるようになります。
教育に携わっている人であれば、
日常で起こること全てを汎用性が高い教訓へと転化し、
更にはその教訓を、
受け手が使いやすい形、理解しやすい形にして届けることができるようになります!
たまたまですが、
私が2018年末に実施したワークショップも、
高校生の学びを加速させる意図で、
この「ファクト」→「抽象化」→「転用」というフローに沿って企画進行しました。
(『体験から学びを見出し未来を創る』ワークショップを開催っ!)
強力なフレームなので、
これを使いこなせると今以上に大きな成果が出せるあなたになるはずです。
私はまだ使えていないな!と感じた方がいらしたら、
ぜひこの本を読んで身に付けることをおススメします!
人生の軸を探すのにうってつけだから!
2つめの理由が、
自分の人生軸を探すツールとしてぴったりだからです!
人生の軸を持っている人はパワフルでしなやか!
そのうえ想像力や創造力に富み、
人生を豊かに生きている確率が圧倒的に高い!
だから私は、
全ての人が自分の人生軸を持てる世の中になればいいと考えています。
ちなみに就職活動を経験された方の多くが、
「自己分析」を経験されたことと思いますが、
残念ながらあれで人生の軸を発見できた!
という方は非常に少ないのではないかと思います。
就活の時の自己分析は、
大半の方が(もちろん当時の私も含めて)抽象的な自己分析の問いに、
何らかの具体的な回答を用意して終了しているに留まっています。
前田さんも書かれていますが、
本当に自己を分析し、
人生の軸を導き出すには、
その先にもう1ステップ必要です。
この点については私が中途半端に書くより、
前田さんの言葉とストーリーを通じて感じていただいた方が、
きっとあなたにとってプラスだと思いましたのでここで止めておきます。
人生で何をしたいか分からない。
転職を考えているけどやりたいことがない。
これから就活に望む!
という方々には、
メモの魔力第三章『メモで自分を知る』という章を読んでいただきたいです!
心から!!
自分を知るための【自己分析1,000問】が有用すぎるから!!
上記と関連が深いのですが、
これは本当にすごいシートです・・・!
これだけ多くの問いがまとまっていること自体が稀有ですし、
しかも1つ1つの問いが素晴しいクオリティで、
非常に美しくカテゴライズされていることの価値を考えてみて欲しいんです。
すごい労力ですよ。
これが普通の本に加えて付録でついてくるってちょっと信じがたいです。
私も2017年の5月から、
ワークショップのネタを増やすために、
毎日2個以上ワークショップのアイディアを出す!
という取り組みを1年に渡って実施していたことがあります。
・ワークショップアイディア出しチャレンジについての記事
現在は800個近くのアイディアをスプレッドシートで公開していますが、
内省のための問いもあれば、
アイスブレイクとしてのテーマも混ざっていますし、
1日2個のノルマを達成するためにひねり出したアイディアも含まれていますから、
かなり玉石混交な状態です。
実はこれらをキレイに整理して、
人の内省を促す問いを束ね、
まずはnoteで販売!
ゆくゆくは書籍化を!
と思っていました。
ここまでの準備に1年半かかりました。
ここからの展開が順調に行ったとしても、
1~3年程はかかるでしょう。
私のような普通の人間がそれなりにエネルギーを費やし、
5年ほどの歳月をかけて世に出せるような問いたちが、
この本では付録なんですよ。
前田さんの太っ腹さというか、
余裕、懐の深さというか、
これを読んだ人の人生が変わることを本気で意図している姿勢というか、
どう形容したらいいのかわかりませんが、
とにかく恐れ入りました。
この「付録」だけで1,400円は元取れるから!!!
そしてこうした問いに馴染んで、
自分で問いを立てられるようになったら
絶対に所得増えるから!!!
圧倒的な熱量だから!!
私が『メモの魔力』をおススメする最後の理由は、
著者である前田裕二さんの圧倒的なエネルギーを感じられるからです!
タイトルだけを見れば、
本書はメモの効能をレクチャーするハウツー本に思えます。
ですがこの本は、必ずしもそうだとは言えません。
なぜならこの本には、
前田さんの人生そのものがぎゅっと凝縮されているからです。
背景に圧倒的な厚みがあり、濃いんです!
前田さんがなぜメモを取ることを始め、
メモを取るスキルを高みにまで昇華させようと志したのか、
その背景やストーリーは強烈に人の胸を打ちます。
そして彼がメモと共に歩んで来た人生に触れるうち、
前田さんはメモを取れば人生が変わると信じている方なんてレベルではなく、
メモの力で人生が拓かれることを体現し続けて来た方なんだ!
ということがよく分かってきます。
だから言葉の端々に力があります。
本書を通じてたくさんの人の人生がプラスに転化したら嬉しい!
という熱意がひしひしと伝わってきます。
そんな熱量を帯びた本はそんなに数多くないと、私は思います。
ちなみに私はこの本を読み、
前田さんの熱意に当てられ、
あ、もっと勉強したい!しなきゃ!という衝動が止まらなくなり、
7,000円という自己最高額の書籍を購入しました。
動きたくなっちゃう本です!
まとめ
私はブログではそこまで自分の主張を強く押し通してこなかったのですが、
この本は心底おススメしたい!
そう思ったので、ちょっと熱っぽく書かせていただきました。
自分で見返してみても、
章が進むにつれどんどん熱がこもってきている様子が見てとれ面白かったです!
せっかくなので手直しせずこのまま載せてみます。
余談ですがアイキャッチにイメージ画像を使わず、
実物の写真を載せたのもこの記事が初めてです!
この本を1冊読んだだけでは、
もしかしたら理解できないこと、
変わり切れないこともあるかもしれません。
でもそれでいいんです。
『メモの魔力』を一度読んでおけば、巡り巡って、
あーーー!メモの魔力に書かれていたことってこういうことだったんだ!
と思える日がいつか来ると思います。
2019年始まったばかりですが、
今年一番のおススメ本です!(予定)
まだ読んでいない方は、ぜひ本書を手に取ってみてくださいね!
対話をもっとおもしろく。
相内 洋輔
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