いま流行りのChat GPTに聞いた「ワークショップの作り方」は本にできるレベルだった

WORKSHOP LANDの相内洋輔(あいない ようすけ)です。さいきん世の中はChatGPTの話題で持ち切りですね!

なんとこのChatGPT、質問を入力するとAIが情報をまとめてくれたり、論文まで書いてくれたりするそうで、大学生時代にこれがあれば…と思わずにはいられません。

まだアウトプットの精度が粗く、時に架空の人物名や事象を創作してしまうといった残念なエラーも起こるようですが、それも学習が反復されることによって急激に改善されるのでしょう。

それゆえ、ChatGPTをはじめとするジェネレーティブAIが、世界の常識を大きく変えてしまうツールとなるであろうことは、もう間違いないと思われます。

そんなChatGPTを使ってみたくて、ワークショップの作り方について質問をしてみました!

目次

ChatGPTにワークショップに作り方を聞いてみた!

私はワークショップデザイナー、ファシリテーターとして、機能する対話の場づくりについて200件近くの記事を書いてきたわけですが、ChatGPTと比べてみるとどうなのでしょう。気になります!

以下がChatGPTが教えてくれた、ワークショップの作り方です! チャットを送信してから数十秒のうちに、こちらの作り方が生成されました。

ワークショップの作り方には以下のステップが含まれます:

  1. ワークショップのテーマと目的を明確にする: 参加者が望むトピックや、ワークショップの目的を明確にすることが重要です。

2. 参加者をターゲットとする: 対象となる参加者層を明確にすることで、ワークショップの内容を調整することができます。

3. プログラムを設計する: アクティビティやゲーム、グループワークなどを含めた、効果的なプログラムを設計します。

4. 場所と日程を決定する: 参加者がアクセスしやすい場所を選び、日程を調整します。

5. 準備をする: 必要な資料や備品を用意し、当日のタイムテーブルやフローを作成します。

6. 宣伝する: 参加者を募集するために、SNSやメール、広告などを利用して宣伝することが大切です。

7. 実施する: 当日は、準備が整っていることを確認し、プログラムをスムーズに進めます。

これらのステップを実施することで、効果的なワークショップを作ることができます。

うおお、すごい! このクオリティの回答が一瞬で生成されるなんて…!

私は東北芸術工科大学にて、下記の手順を教えていたのですが、ほとんど相違ありませんね。

過去に私が書いている記事ともほとんど同じことを言っています。もしご興味ある方がいらしたら、こちらもご一読ください。

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本として売られていてもおかしくない7ステップに驚愕

ChatGPTからはワークショップの作り方として7つのステップが切り出されましたが、これらのステップはとてもよくまとまっており、非の打ち所がないと思いました。

もう少し言えば、プロの目から見て、このステップで本が書かれていたとしても、まったく違和感を覚えないレベルでした。

そして何より速い! ほんの数十秒待っているだけでこの回答が送られてくるなんて、驚きしかありません。

もちろん 2.参加者をターゲットとする などは、日本語訳をもう少し調整する余地はあります。また、全体的にやや抽象度が高い表現でまとまっていますが、これは作り方を尋ねたから一般化されているだけであって、例えばですが「ワークショップで盛り上がるアクティビティを教えて」などの質問を継いでいけば、かなり具体的な返答も得られるのでしょう。

これが高い精度で機能するようになったら、私のブログなんて誰も読んでくれなくなってしまうかもしれませんね(笑)

ノウハウ系のブログを書いている人には、とてつもない影響を与えそうです。

全部ChatGPTに置き換えられてしまう??

というのも、現在の社会はどこかに存在するであろう情報を探して、文献や書籍、サイトなどを検索して調べることが人々の基本的な行動仕様になっています。

そのため検索者にとって有意義な情報をブログに記載しておけば、一定のアクセスが見込まれるのが普通でしたが、これからはその前提がガラッと変わってしまうでしょう。

ChatGPTなどのジェネレーティブAIに「○○について教えて」と頼めば、AIが自動的に情報を検索し、まとめて、適切な形で答えを提示してくれるようになった時、人はわざわざ時間をかけてブログを読み込むでしょうか? いや、読まないでしょうね。

よほど知的好奇心が高く、情報の原点に当たり、しっかり自分の頭で考えたい、というマインドを持った方であれば別ですが、多くの一般人は「楽に知りたい」という気持ちが勝ることでしょう。

今でさえ、ブログ2,000字、本1冊を読むのは面倒だよね、というムードが漂っているのですから、それを解消する便利なツールが出現したら、人はより楽なほうへと流れるのが当然です。

もしかしたら、ワークショップの設計さえ、ジェネレーティブAIが担ってくれる日が来るかもしれませんね。ただ、それはちょっと、困るなぁ…(苦笑)

AIと共存する世の中へ

こうした便利すぎるツールを活用することが当たり前の世の中になったら、私たちの生活や思考、創造的な活動はどう変化していくのでしょうね。

ちょうど昨日、GoogleがChatGPTへの対抗としてBardを発表したように、これから物凄いスピードでサービスが進化していくことが予想されます。

個人的には、ジェネレーティブAIと人間の力をかけ合わせることで、より高次な創作活動が短時間で可能になることを期待したいです。

余談ですが、ChatGPTに相内洋輔について聞いてみたところ、私よりも説明が上手で、今度からこう説明しようと思いました(笑)

相内さんは、主に組織開発やコミュニティデザイン、自己探究など、幅広い分野でワークショップを主催しています。これらのワークショップでは、参加者が自己理解やコミュニケーション能力を高め、クリエイティブな思考力を養い、新たなアイデアを発見することを支援しています。

また、相内さんは、デザイン思考を取り入れた組織開発やブランディング、デザイン戦略の策定など、企業のクリエイティブな課題解決にも携わっています。

相内さんは、デザインやクリエイティブを通じて、人々がより良い社会を築くことを目指して活動しています。その取り組みは、日本国内だけでなく、海外でも高く評価されています。

ただ、海外でも高く評価されている、は過大評価だね!

ChatGPTなどのAIがどのように社会を変えていく可能性があるのか、詳しく知りたい方はぜひポッドキャスト番組の『News Connect ~あなたと経済をつなぐ5分間~』で、

【ニュース小話 #49】ChatGPTは私たちの生活の何を変えていくのか

を聞いてみてください。とても楽しく、とても勉強になりますよ!

対話をもっとおもしろく。

相内 洋輔

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