講演『スポーツメンタル 緊張との上手な付き合い方』を実施

プロコーチの相内洋輔です。昨日はみやぎ「夢・復興」 ジュニアスポーツパワーアップ事業にて『スポーツメンタル 緊張との上手な付き合い方』と題した修了生向けプログラムに登壇させていただきました。

今回の講演は事務局の方々が人に見られて緊張する・・・と感じた時に試してみて欲しいたった1つのことという記事を読んでくださったことからご依頼をいただきました。

目次

緊張は遠ざけようとすればするほど大きくなる

まず始めに、不安な気持ちとの付き合い方についてお話しさせていただきました。

緊張を感じた時、多くの人は(緊張しちゃダメだ、緊張消えろ…)と心の中で念仏のように唱えているのではないかと思いますが、そうやって消そう消そうとすればするほど、緊張は決して消えず、逆に大きくなって行きます。

2018年平昌オリンピックで、フィギュアスケートの宇野昌磨選手「感じたものを何も拒まず緊張したら緊張したままやろうと思っていました」とインタビューで話されていたように、緊張したっていいんです。

緊張を無理やり消そうとせず、緊張しているなあと認めてしまったほうが、緊張を扱いやすくなるものです。

そもそも、緊張するって本当に悪いことなんでしょうか? スポーツで最高のパフォーマンスを出すためには、適度な緊張・興奮状態である必要があります。だから緊張そのものは敵ではないのです。

ただし、過度に緊張しすぎて力んでしまう、アガッてしまう、判断力を失ってしまうといった状態に陥ってはダメなので、今回は緊張をコントロールするための10のアイデアをお伝えさせていただきました。

自分がコントロールできる部分にフォーカスする

緊張をコントロールする10のアイデアは、プロコーチとしての知見に基づき、自分をクリアーにしていくための観点をお伝えさせていただきました。

どのアイデアにおいても、重要なのは自分がコントロールできる部分にフォーカスをすることです。観客に見られているから、スカウトにチェックされているから、相手がとんでもなく強いからなど、緊張を誘発する理由は自分の外側にあることが多いですが、これらの状況を自分で変えることはできません。

どれだけ願っても突然試合が無観客になることはないですし、相手が弱くなることもないわけです。そのため、自分で変えられるもの、変えられないものを見極め、変えられるものだけに集中することが、優れたパフォーマンスを生み出す鍵となります。

スポーツでは、体の動かし方を反復練習によって習得していくわけですが、心の扱い方も全く同じです。ただ、多くの方がフィジカルトレーニングの反復に目を向けがちで、心のトレーニングを実施しきれていないのではないかと感じます。

今回ご紹介した10のアイデアは、緊張と上手に付き合うためのほんの入り口に過ぎません。ぜひ実際の競技シーンで取り入れてみて、何度も試してみて、自分にフィットするかどうかを試したり、自分なりのベストソリューションを編み出していただけたら嬉しいなと思いました。

ご依頼をいただきありがとうございました。

対話をもっとおもしろく。

相内 洋輔

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