参加者が主体的に学ぶ場を作るファシリテーターにとって大切なこと

WORKSHOP LANDの相内洋輔(あいない ようすけ)です。

仙台を拠点にワークショップの企画運営や

ファシリテーション、コーチングなど

人が前進するための場作りを行っています!

先日私のワークショップに参加してくださった方から

ワークショップでファシリテーターを務めるとき、

何を大切にしていますか?

と質問されました。

この問いにぱっと浮かんで来たのが

あいない
場で起こっていることを見極めワークの進行を変えること!

という答えでした。

面白い質問なので、

今日はこのテーマを深堀りしてみます。

目次

状況に沿ったリードが成果につながる!

私はワークショップを設計していると

まだ出会ったことのない参加者が

ぱっと開いていく光景がありありと浮かんできます!

これがなんとも楽しいのです。

そのためつい、

予定通りにワークを進行したくなるのですが

ワークショップの場は生ものです!

ワークの設計がうまく機能する時もあれば

思っていたよりも盛り上がらない・・・

という時もあります。

ワークショップのファシリテーターは

そうした参加者の状況を見極めて

適切にワークの時間や内容を調整していくこと

がとても大切だと思っています。

私の経験上、

場の様子を無視して

ワークを予定通りに実施することだけに固執すると

あまりいい成果は得られません。

強引に進めた場では、

不満の声がアンケートに書かれることもあります。

そのため様々な角度から

「今この場に起こっていること」

を探る姿勢が重要です。

そして、

状況に合わせて柔軟に進行を変えることが

いいワークショップを運営する秘訣です!

予定変更の判断軸

私がワークショップ中に予定を変更する時は

このまま続けても目的に達しないと判断した時です。

例えば参加者が深く考えこんでいて

なかなか場に意見が出ていない時などは分かりやすいです。

そのまま次のワークへ進んでも

議論の土台が出来上がっていなければ機能しません。

こうした時には、

ワークの時間を伸ばして

議論を続けてもらうこともあれば、

問いそのものを変えることもあります。

アイディア出しの手法を追加して

場を軽くすることが奏功する時もあります。

また、意見は出ているけれど、

どれも表層的な浅い考えで終わっている

ということも起こりがちです。

こうした時には

早めに次のワークへ移行してしまって

アイディアの深さを追求するようお願することもあります。

いずれにしてもポイントとなるのは

どうやったら適切にワークショップのゴールへ向かえるか

を常に意識しておくことです!

予定外のワークへ切り替える勇気と準備を!

とはいえ、

用意してきたワークをその場で変更するには

多少勇気が要ると思います。

自分だけで運営している場や

ワークの時間を少し長くする、短くする

といった程度の変更ならまだ楽ですが

何度もMtgを重ねて

一緒に構想を練ってきた仲間がいる場合や

予定していたワークを丸ごと変更する時などは

ムズカシイ判断を強いられることが多いと思います。

でも、

ぜひ自分の感覚を信じて、予定を変えてください!

私は迷わないように、

最終的には自分の感覚、

違和感などを優先すると決めています!

そしてそれを、

一緒に運営する仲間にも事前に伝えておきます。

そうすることでお互い安心して運営ができます。

私にとっては、

少しズレているかもしれない

と不安に感じたワークを続けて後悔するより

途中で修正したけれどうまく機能しなかったなぁ

という後悔のほうが断然軽いので

良いワークショップを実施するために

躊躇わずに予定を変える!

ということを常に意識しています。

場の流れに沿うとすごい結果が生まれる!

いかがでしたでしょうか。

予定通りに進めなければ!

と力めば力むほど

参加者の気持ちが場から離れていって

最悪の場合は、

ワークショップそのものが崩壊することもあります。

一方で、

場をコントロールしようとか

思っている通りに人を動かそう

という気持ちを手放して

場から起こってくることに身を委ねてみると

驚くほど軽やかな流れが生まれます!

その心地よさは、

言葉で形容するのが難しいほどです!

ぜひ、あなたも力まずに、

その場の流れに乗ってみてください。

きっとすごい結果が生まれると思いますよ!

あなたのワークショップが

素晴らしい場になるよう応援しています。

対話をもっとおもしろく。

相内 洋輔

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