WORKSHOP LANDの相内洋輔(あいない ようすけ)です。 先日LEGO® SERIOUS® PLAY(レゴシリアスプレイ)を実施するための基本キットが家に届きました!
年内には届かないかな? と思っていたので嬉しかったと共に、ぜひ実践してみたいという気持ちが湧いてきたんですよね。
そこで今回は「機能するコミュニケーションを探究する」をテーマに、
- LEGO®に慣れる
- LEGO®で語り合う
- 集合知をつくる
という手順でワークショップを進めました。
作った作品から理想のクリスマスを語る
LEGO® SERIOUS® PLAYを始める際は
・LEGO®の操作に慣れること
・作品を通して語ること
を体得することがとても重要です!
この時間を丁寧に設計しないと、後半で思うような成果を出すことができません。
だから今回も例に漏れず、メソッドで推奨している流れに沿って、じっくりLEGO®の操作に慣れていただきました。
さすが、ご自分から参加したい! と手を挙げてくださった皆さんだけあって、すごく短時間で操作のコツをつかまれていて、ホッとした立ち上がりでした!
実施日がクリスマスだったので、組みあがったブロックを用いて理想のクリスマスを語っていただき、ワイワイ盛り上がりました。
世界の平和を語る人もいれば、自分自身のハッピーに最大限フォーカスしている人もいて、違いが面白かったです!
悪夢のような会話・コミュニケーションを探究
それから本題であるコミュニケーションをLEGO® SERIOUS® PLAYを通じて探究していきました。
まず始めに作っていただいたのは『悪夢のような会話』という作品です。
最初は各参加者に戸惑いが見られたのですが、手を信じて作品制作に取り掛かるうち自然と形ができあがり
- お互いのことに興味はないのに表面上で会話してる
- それぞれが自分が心地よいことだけを考えている
- 立場が上の人から一歩的に通告される
- 自分が言ったことが陰で人を傷つけていることに無自覚
- 何かに操られるように自分の意図ではないことを言ってしまう
- 一方的な主張をしあう
などなど各々が作り上げた『悪夢のような会話』という作品についてのストーリーをとてもリアルに語ってくださいました。
こうしたコミュニケーションから生まれる損失がどれだけ大きいかを想像すると怖すぎて
身震いしたり、顔をしかめたりする参加者の様子がリアルでした。
LEGO® SERIOUS® PLAYは、時に人の心をぞっとさせるパワーを持っていて、今回のワークショップではこんなコミュニケーションは絶対にしないでおこうという気持ちが湧いて来た参加者が多かったのではないかと思います。
専門分野が異なる人とお互いが心地よく会話するコツは?
そして遂にワークショップのタイトルにも採用した『専門分野が異なる人とお互いが心地よく会話するコツ』をお題として作品を制作しました!
このお題を普通のワークショップで扱うと
・人の話しをよく聞く
・しゃべりすぎない
・共通の話題を見つける
などなどどこかで聞いたことがある程度の、とても薄い回答が返ってくるのが関の山です。
それが分からないから参加しているんだ!! と怒り出す人や残念がる人もいるかもしれません。
でもLEGO® SERIOUS® PLAYで扱うと参加者が心から唸ってしまうような深い知性が引き出されるから面白いんです!
- 源泉は自分
- 目と耳と愛
- 人はみな同じ存在
などなど象徴的なワードが飛び交い、もうこの頃には参加者が制作とストーリーテリングに没頭していて、ほぼファシリテーターが必要ないくらい場が成熟していました!
最後はそれぞれの作品をコミュニケーションの始まり~終わりの順で並べて、ひとつひとつの意味を反芻しながら『機能するコミュニケーションのコツ』を1つのストーリーとして語り共有しました!
このワークショップで作り上げた集合知は、ぜひ実際のコミュニケーションの場で試してみて欲しいです!
まとめと参加者の感想
こうして無事LEGO® SERIOUS® PLAYの初陣を完了することができました!
参加者を募集して5日という短期間でワークショップの時間も少なめではありましたが、LEGO® SERIOUS® PLAYの醍醐味を存分に感じていただくことができたのではないかと思います!
平日のクリスマスの日中にも関わらず、ワークショップに参加してくれた方々にホント心から感謝です! おかげさまで自信がつきました。
そして今日、参加者の1人から嬉しい感想をいただきました!
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昨日はお世話様でした〜! 最初は本当に手が動かず「んーどうしようかな〜」と迷いながらでしたが、後半は何もアイデアが浮かばなくても手を動かすうちに出来上がってきて、限られたピースで出来ちゃうんだ〜と驚きでした!
私は言葉で説明するのが本当に苦手なのですが、言葉だけで伝えようとするだけでは気付かなかった部分を見つけられるコミュニケーションのツールとして、きっと様々な場面で使われていくんだろうなとわくわくぞわぞわしながら思いました!
昨日も少し話したことですが、大学の研究チーム、特に国際開発、途上国研究、社会的弱者の支援などに携わっている学生たちには、ぜひ一度体験してみて欲しいし、私が当時レゴシリアスプレイを知ってたら「海外の研究チームとのコミュニケーションツールで使えたかな!」「後輩との考えや想いを伝え合う時にいいかもしれない!」などなど妄想が止まりませんでした!!!
帰ってから妹とご飯を食べた時にも、LEGO® SERIOUS® PLAYの話をしてYouTubeで動画を見ました!
ぜひ次回があれば行きたいです! お疲れ様でした! ありがとうございました!
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こんな風に思ってもらえるなんて、急いで実践して良かったなあ。
これが2019年ラストのワークショップだったのですが、新しいチャレンジをすることができたことに加えて、結果を承認してもらうことができ、有難い時間になりました!
来年はたくさんLEGO® SERIOUS® PLAYのワークショップをやるぞー!
LEGO® SERIOUS® PLAYを体験してみたい方がいらしたらぜひお気軽にご連絡ください!
対話をもっとおもしろく。
相内 洋輔
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