自分をミカタにするワークショップを開催しました!

「私は幸せ」と胸を張って即答できる人はどれくらいいるでしょう? 幸せに足るいくつもの要素を持っているはずなのに、自分が持っていないものに引っ張られて、幸せだと言えなくなっているケースをよく見かけます。私はそれを、とてももったいないことだと思います。

だから幸せを探究するにぴったりな機会をいただくことがあれば、自分が持っているものに光が当たり、私は幸せだと自信を持って言える人が増えるように関わりたいと思ってきました。自分が意識できていないことに気づくという点に関して、ワークショップはとても効果的です。

幸せという言葉は曖昧で、人によって感じる印象が違うけれども、会話の切り口を指し示すモノサシさえあれば、対話は十分に深まるだろうと思っていました。そうして幸せという言葉と、自分との距離感がグッと縮まれば、これ以上に嬉しいことはないなと。

なぜなら私は「人が自分の意図に沿って自由に前進できること」を応援したいからです。自分は幸せだと思えたら大きな前進だし、幸せを自覚している人ほど、素晴らしい成果を生み出すだろうと思うのです。

目次

幸せだった体験を探る

そうした折、自分を味方にするというテーマで2時間ほどワークショップをして欲しいと依頼をいただきました。テーマ範囲が広く、少し悩みました。オープン参加なため、参加者の課題感も見えて来なかったからです。

あれこれと考えを深めるうち、私はどんなことに幸せを感じるかに目を向けてみるのは筋が良さそうだと感じました。そして、より幸せを感じるためには、どのような行動を増やしたり、あるいは減らせば良いかを探究できたら、自分が味方になるというコンセプトを実現できるのではないかと思いました。

当日はとてもアットホームな空間でワークショップが始まりました。参加者も4名と少なく、それだけに親しみが湧きます。

参加者は全員がお母さん。手始めに尋ねてみた「人生で嬉しかったことTOP3」には、必ず出産や子どもとのエピソードがあって、絆の強さがとても伝わってきました。

後半への導入と考え実施していただいた、人生で幸せだったことを振り返る「幸せログ」の探訪では面白いことが起こりました。過去の幸せを振り返るだけで、それぞれの幸福感が一気に高まったのです。予想外の効果でした。

「その瞬間は辛かった経験でも、振り返ってみると何らかの意味があったと思えたし、もしその体験がなかったら今の私はない」と語った参加者の、しなやかな眼差しが特に印象的でした。

過去の幸せを振り返ることで、自分がどんな状態を幸せと感じるか、何かしらの傾向が見えるのではないか、という仮説はピタリとハマりました。人との関係が良好な時、何かにチャレンジしている時、感謝の気持ちが湧いてくる仲間と過ごせている時など、幸せを感じる瞬間は人それぞれ多様で、興味が尽きませんでした。

可視化して気づく

それから前野隆司先生の『幸せのメカニズム』をご紹介させていただき、著作内で紹介されているディーナーの人生満足尺度や、ポジティブ感情・ネガティブ感情についてアンケート測定を体験してみました。

「自分の人生に満足しているか、という項目は高い点数がついた。でも、自分の人生に求めるものを得てきたか? という質問には低い点数がついた。このねじれはどうしてだろう?」というシェアは大いに場を動かしました。

「私はポジティブだと言われるし、そう思うことが多いけれど、ネガティブ感情もたくさん感じているということに気づいた」という発見もありました。

自分の中にはポジティブな感情も、ネガティブな感情も、どちらもある。と自覚できたら、微細な心の声をこれまで以上にキャッチできるようになると思います

普段の私は、ワークショップにアンケートや診断を用いることはあまりしませんが、効果的なタイミングで織り込んでみるのも悪くないなと感じました。

喫茶店で語らうように

少人数で短時間のワークショップは本当に久しぶりでしたた。だから今回はワークショップらしくしすぎずに、お茶でも飲みながら対話するような柔らかな雰囲気で運営したいと望みました。結果的には、それで良かったと思います。

実施後アンケートはどれも最高点でした! 自分自身を扱うためのヒントを見つけて、これからの日々に活かしていただけたら。それこそ私は、幸せです。

対話をもっとおもしろく。

相内 洋輔

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