LEGO®︎SERIOUS PLAY®︎のメソッドから『個を活かし合う強い組織』を探究するワークショップを開催!

ワークショップデザイナーの相内洋輔です。先日Palletの案件で、LEGO®︎ SERIOUS PLAY®︎のメソッドから『個を活かし合う強い組織』を探究するワークショップを開催しました。

私がパートナー契約をいただいているPalletでは、組織が目指す未来と、従業員が目指す未来が重なり合っていることを重要視しています。お互いの未来が重なっている実感がある組織の方が、チームとしてのパフォーマンスが高まると考えているからです。

しかし多くの組織では、「従業員それぞれの目指している未来が分からない」と悩む管理職が大半ですし、「私は何を目指したらいいか分からない」という個人もたくさんいます。この状態では、お互いがパートナーシップを組み、理想の未来へ進んで行くことは難しいですね。

そうした組織内の状況が改善されることを意図して、今回はLEGO®︎ SERIOUS PLAY®︎のメソッドを通じて、個々人が望む未来を3つの作品制作から発見していただきました。

あなたは何がしたいの? どんな未来を目指しているの? と直接問うても、多くの人は言葉に詰まってしまいます。

でも潜在的には、何らか理想の未来のイメージを持っているはずです。そうした想いを引き出し明確にするのに、LEGO®︎ SERIOUS PLAY®︎は最適です。

目次

作品① 超ツマラナイ人生

今回は参加者のハートを揺さぶるテーマから入り、LEGO®︎ SERIOUS PLAY®︎への期待値が高まる設計にしたかったので、まず始めに「超ツマラナイ人生」という作品を作っていただきました。

進みたい未来を考えるのに、なぜそこから? と感じた方もいるかもしれません。私は望ましい未来を考える際のアプローチは大きく2つの方向があると考えています。一つは純粋に、理想の未来を考えること。もう一つは、これだけは避けたいというBadな未来を想像することです。

未来で手にしたいものが明確な人は、理想の未来は? という問いに簡単に答えることができます。しかし、自分の未来について普段あまり考えていない人は、そもそも答えるのが困難であったり、表面的な回答に終始してしまうというケースが多々見られます。

一方で、どんな未来だったら嫌? という問いには、多くの人が何かしらの回答を見つけることができます。例えばやり甲斐がない仕事を延々とさせられるとか、遊びに行く時間が作れないとか、お金が全然ないとか。これらは裏返してみると、自分の大切な価値観や、理想の未来の状態が発見される時があるんです。

やり甲斐がない仕事を延々とさせられる → 毎日やり甲斐を感じられる職場でイキイキ働いていたい

遊びに行く時間が作れない → 仕事も趣味も全力で楽しんで暮らしていたい

今回のワークショップでも、最悪な状態を実感することによって、自分が人生に求めている要素や、大切にしたい価値観が炙り出されるだろうと考えました。

参加者からは「目指している未来に向かってチャレンジをしない」「積み上げて来たものが何の成果にもつながらない」「自由を奪われがんじがらめに縛られている」など、超ツマラナイ人生の要件が濃く詰まった作品が生み出され、みんなで一緒に震えました。LEGO®︎ SERIOUS PLAY®︎は心がダイレクトに揺さぶられるということを、とても体感いただけた一作目でした。

作品② エネルギーが湧いてくる毎日

続いて、「エネルギーが湧いてくる毎日」という作品を作っていただきました。マイナスな未来を想像しておくとその裏返しが理想の未来に変わる時があると先ほど書かせていただいたのですが、変わる時があるという表現の通り、万能ではありません。本当に手にしたい未来を見つけるためには、多角的な視点から自分自身の価値観を発見していくことが必要です。中でも私は、日々の中に何があると活力が湧いてくるのかを理解しておくことが非常に重要なポイントの1つだと考えています。そこで今回は「エネルギーが湧いてくる毎日」という作品制作に、活力を生み出す要素の発見を託しました。

制作後のシェアの時間では「ハッピーな未来を示し仲間と一緒に実現に向けて取り組んでいる」「いつも楽しいことを考えスキップするように弾みながら前に進んでいる」「仲間が取り組んでいるプロジェクトに出入りしながら様々な活動を楽しむ」など、共有を聞いているだけで心が豊かになるような、前向きなエネルギーが凝縮された会話が繰り広げられました!

作品③ これからの5年間で手にしたいもの

このワークショップの仕上げは、「これからの5年間で手にしたいもの」という作品制作でした。今回は少し先の未来までを想像し、想像した未来を手にするための具体的な行動を描くということを大切にしたいなと感じ、期間を5年間に限定しました。

もちろん「理想の未来」というテーマや、「人生を通じて手にしたいもの」などのテーマでも良かったのですが、テーマを壮大にしすぎると、足元の具体的なアクションにつながらない場合があります。このあたりのバランスは、ワークショップの狙いや参加者の特性に応じて毎回考えるところですが、私はどちらかと言えば、今日からどんな行動を起こすかが成果として持ち帰れるよう設計するのが好きです。その方が、参加してくださった方の人生が進むと思うからです。

参加者からは「知識と経験を得てその先の人生を自由に選べるようになる」「ビジネス、行政、その他のコミュニティなど、常に多様な関わりを創出できている」「トライを重ねて、私は乗り越えてきたと自信と確信を持てている自分になっている」などの期待がシェアされました。

とても想いのこもった作品が続いたためか、共有が終わった後は「一緒に頑張ろう!」「お互いに達成して5年後の今日に集まろう!」という参加者どうしのコミュニケーションが自然に生まれていました。なんと参加者の5年後のGoogleカレンダーには、再会の予定がスケジューリングされているんです! そんなに気持ちを込めて進んで行こうと思える未来を言語化していただき、ワークショップデザイナーとしてとても嬉しく感じました。

頭と心が自然と整理されるLEGO®︎ SERIOUS PLAY®︎

後日、参加者のお一人から「作品を通じて自分の考えていることを俯瞰して眺めることができたので、とても気持ちが整理されました! ありがとうございました!」という嬉しい感想をいただきました。

まさに、自分が普段考えていることを作品にすることで視野が拡がったり、新たな気付きが生まれるのはLEGO®︎ SERIOUS PLAY®︎の醍醐味です! このとてもパワフルなメソッドの真髄に触れていただくことができ、私も思わず嬉しくなりました。

今回は企業にお勤めの方に向けてプログラムをご提供しましたが、自分のやりたいことを明確にするという文脈では、これから就活に挑む学生などもマッチしそうだなと感じました。興味をお持ちになられましたら、ぜひご連絡ください。

対話をもっとおもしろく。

相内 洋輔

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