宮古観光文化交流協会さまからお声がけをいただき、岩手県の宮古市で体験型の観光メニューをご提供されている方々へ、2日間のワークショップを開催させていただきました。
宮古市観光資源磨き上げ事業という活動の一環で、宮古市の体験型観光をHPで一覧化するため、ステークホルダーとの協調を目的にしたワークショップでした。
Day1 宮古の観光の歩みを共有する
Day1では「宮古の観光の歩みを共有する」をテーマに活動を展開。タイムラインというワークをご提供し、宮古市の観光史における象徴的な出来事をどんどんポストイットに書いていただきました。
1950年から始まる年表にはおそよ100枚のポストイットが並び、とても見応えがありました。ご参加くださった皆様からは「そんなことがあったなんて知らなかった」「あの時代は良かったなあ」「あの取り組みが今につながっているなあ」と、たくさんの感動を共有いただきました。
その後はグループに分かれ、宮古市の観光の価値を更に高めていくために何に注力するか? ということを念頭に、
- このまま継続するGood point (自組織・市全体)
- 改善した方が良い課題(自組織・市全体)
- 新たに挑戦してみたいこと(自組織・市全体)
- 自組織以外の方と連携したい活動や取り組み
という4つの項目からディスカッションを行なっていただきました。
初めて顔を合わせる方々も多かったようでしたが、それぞれがご自分の持ち場で奮闘されてきた経験豊かな方々でしたので、各々の見地からとても本質的な対話がなされていたことがとても印象的でした。
Day2 2022年以降の未来を共創する
Day2は「2022年以降の未来を共創する」というテーマを掲げ、まずは2021年を振り返り、2022年からの3年で実現したいことを言語化していただきました。それから、宮古市の体験型観光をHPで一覧化していくための第一歩として、各体験活動のキャッチコピーを参加者どうしで作成していただきました。
ペアやトリオになって各活動の魅力をインタビューし、インタビュアーがぐっときたワードを書き留めるという流れでの進行でしたが、各ペアがとても楽しそうにお互いの活動を聴きあっていた様子が心に残っています。
短時間ではありましたが、お互いの活動の見所をしっかり聴きあえたことがとても奏功して、とても心に刺さるキャッチコピーが大量に生まれました。最後はそれらを手書きした宮古市の地図上に貼り付け、それぞれの体験活動がどのような位置にあり、どんな共通項を見出せるかをディスカッションしました!
嬉しかったのは「各事業さんの活動を自費でいいから巡りたい!」「インタビューさせていただいた方が取り組まれている伝統芸能の伝承は本当に価値があると思った。絶対に後世に繋げる必要があると心から思ったのが今日の収穫だった」といったご感想をいくつもいただけたことです。
人と人、組織と組織の垣根がなくなり、お互いが容易に手を取り合える関係が続いていけば、宮古の観光はすごいことになる。そんな興奮する未来を想像せずにはいられない空間でした。
終了後には「宮古の観光史に残る一日になったと思います!」と最大の賛辞をお伝えいただき、とても嬉しい時間になりました。2週に渡ってありがとうございました!
対話をもっとおもしろく。
相内 洋輔
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