WORKSHOP LANDの相内洋輔(あいない ようすけ)です。
私は仙台を拠点にワークショップの企画運営やファシリテーション、
コーチングなど、人が前進するための場作りを行っています!
今年は20年来の友人が保育園の園長になることが決まり、
彼が掲げる
というビジョンの実現を目指して、
連続10回の研修を引き受けています。
「のいえ保育園」の先生が様々な「探究を重ねる」研修なので
NOIE QUESTと名付けました。
今回はNOIE QUEST第7回と第8回のあいだを公開します!
NOIE QUEST、飽きちゃった・・・!!
第7回のNOIE QUESTを作り込んでいた時です。
と私の心の真ん中から
とっても素直な声が聴こえて来たのは。
お金もいただいているのに
参加してくれるみんなが
毎回すごく期待してくれているのに
飽きちゃったなんて考えちゃだめでしょっ!?
一瞬そう思ったりもしたのですが
飽きちゃったは良いサインである!
と私は捉えました。
なぜなら、
このプロジェクトは全身全霊を賭けて取り組んで来たからです。
4~8月の間に
フルオーダーメイドの研修を7回も開催したのです。
実施したワークは
7割以上がのいえ保育園のためだけに作られたワークで
過去の再利用はほぼありません。
だからワークの設計も
事前のシュミレーションも
とても時間がかかりました。
第1回の投影資料は76枚
第2回は127枚
第3回と第5回は77枚
第6回は76枚
これを2週間に1度のペースで作って来ました!
並行して職員5人の個別コーチングも行い
文字通り身を捧げて来たのです・・・!
これだけ全力で向き合ってきたNOIE QUESTだから
「飽きちゃった」なんて軽い言葉で
意欲が枯れるわけがない。
そう思いました。
そこで「飽きた」の原因を発見すべく
何かのメッセージだとしたらなんだろう?
という問いを設定し、
自分の中で対話を重ねました。
そうしたら、
この気持ちの裏に隠れている何かに
突破的な結果を創るヒントがある
と直感的に感じたんですね。
そこで、
飽きちゃったという気持ちを冷静に分解していくと
と感じている自分が観えてきました。
想像を超える回を作りたい自分がいて
今のやり方じゃできそうにないと思っていて
だから「飽きた」という形でアラートが発せられているのか!
飽きた=何か違いを創れという啓示だったのか!
ここまで分かってしまえば
もうこちらのものです。
では、どうやったら想像を超える回にできる?
これまでの7回とはどんな違いを意識できる?
あり方、やり方を含めてあれこれ思案した結果
ぱっと閃いたのが、
「参加者と一緒に研修を作る」という案でした。
(あぁ、それはホントめんどくさい・・・!)
という心の声が聴こえたので、
これを採用しよう!!と即決しました。
めんどくさいと感じることほど、
突破的な結果につながると思ったのです(笑)
逃げられないよう石川園長にすぐ提案したら、
即レスで「OK!」と言うので、
ああ、この案からは逃げられないんだなと思いました(笑)
自分が受ける研修を自分でデザインするということ
それからようやく、
自分で受ける研修を自分でデザインする価値や
意味について考え始めました。
研修の内容って普通は講師が決めますよね。
研修の受講理由を大別すると、
- 上司からの命令で受けざるを得ない
- 自分のキャリアアップや直面している問題を解決するためのスキルアップ
という2つの軸があると思いますが、
どちらの場合にしても研修の内容を決めるのは講師です。
自分が受ける研修内容を
自分でデザインするという機会は
日本ではほぼ無いのではないのでしょうか?
ですが、
今の自分に必要なコトを発見し
(他の参加者にとっても有益となるよう)
発見した具体的な事象を概念化し
その概念を深堀りして答えを出すのか
違う角度から見つめて視野を広げるかなど
効果的なワークの方向性を探り
ワークを具体化し
研修を創り上げていくという一連のプロセスは
参加者としての視座より遥かに高いところから
全体を俯瞰して見つめないと
決して完遂することができません!
だからこそ、
自分たちに必要な研修を
自分でデザインすることには
参加者の器を一回りも二回りも
大きくする可能性がありそうだ!
やはりこの案を選んだのは正解だったんだ!
そんな気持ちが湧いて来ました。
そして、
こうした能動的な参加こそ
まさにNOIE QUESTらしいとも思いました。
そこで第7回のNOIE QUESTの終わり際に
一緒に研修をデザインしてくれるパートナーを募集しました。
最初は「え!?」
といった表情の参加者が多かったのですが
7回も研修を重ねて来ただけあって
8回、9回、10回の担当者が
主体的な意思表明によって決まりましたっ!
NOIE QUEST第8回はすごい会になりそうだ・・!
こうした経緯で、
先日、第8回の打ち合わせを実施してきました!
初回のパートナーがコチラです!
保育の現場で長くご活躍されてきただけあって
会話の随所に子どもたちへの想いや
保育を行っていた際の葛藤などが滲み
ひとつひとつがとてもヒントになりました。
打ち合わせは、
私が作った案に2人で意見を言い合って
おお!それいいねー!
とお互いが思ったら
紙にイメージや問いを書き出して
その場で試作品を作り、
そこからどんな議論が生まれそうか
ワークに取り組みやすくするために
どんなクッションを挟むと良いか
などを一緒に話し合いました。
この過程自体がまるでワークショップのようで
とても上質な時間でした。
そしてやはり、
私1人では設計しきれなかったポイントまで会話が到達しました。
私は実際の保育現場を知らないので
状況を想像することと
知っている人に確認するしかできないのですが
その部分をうまく補っていただき
研修案が飛躍的に良くなりました!
その視点があったかーーー!
と何度も膝を打ちたくなったMtgでした。
おかげで第8回のNOIE QUESTは
さらに違う次元の扉が開きそうです!
というか、
一緒に創ってくれた研修なので
絶対にそうしてやろう!
という気持ちが湧きあがってきています。
自然とこういう気持ちになれるから
誰かと協働して物事を進めるのって楽しいなあ。
10日後が楽しみです!
対話をもっとおもしろく。
相内 洋輔
◆ワークショップや研修のご相談は下記から◆
どうぞお気軽にお問い合わせください。
コメント