WORKSHOP LANDの相内洋輔(あいない ようすけ)です。
対面でのワークショップを開催できない状況において、ワークショップデザイナーは何の役に立てるのか?
2~3週間ほど悩んだ結果、機能する対話のきっかけを提供することではないかという結論に至りました。(詳しくはコチラをご覧ください)
私はこの不安定な状況下に置いて、機能する対話は「サーフボードのような存在」だと思っています。
コロナウィルスが終息するまでには、我らが体験したことも無いような波が、今後も次々に押し寄せてくることでしょう。
それらの荒波に飲み込まれるのではなく、波を乗りこなしながら未来へと進む力を作っていくためには、機能する対話が欠かせません。
また、刻々と変化していく状況の中で、精神状態を良好に保ちながら日々を過ごすためにも、同じことが言えます。
そこでこのブログでは、機能する対話の増加を意図して、ワークショップ形式での対話手順をご紹介することに決めました。
複数人で意見交換をしていただくのもいいですし、個人の内省にも使っていただけるように設計しています。どうぞ必要に応じて、ご活用ください。
今日のテーマは、「コロナウィルスで揺れている今だからこそ、残しておきたい写真は?」です。
私自身は、コロナウィルスの影響が拡大するにつれて、家族の写真をたくさん撮るようになりました。
家にいる時間が圧倒的に増えた、ということももちろんあるのですが、家族の笑顔を残しておきたい、と思うようになったんですよね。
それらを何年か後に振り返ってみたら、ああ、こういう時もあったなーーー、と昔話に花が咲くんだろうなあと思っています。
あなたの思い出に残っている写真は?
今日はウォーミングアップから始めて行きたいと思います。
まず始めに、あなたが思い出に残っている写真を1~3枚ほど思い浮かべてください。その写真が手元にある人は、この機にじっくり眺めてみるのもOKです!
そして、なぜその写真が思い出に残っているのか、その写真には一体何が詰まっているのかを考えてみてください。時間は5~10分程度で充分かと思います。
お一人で読んでくださっている方は、あなたの選んだ写真が思い出に残っている理由を、ノートなどに書き留めてみてください。
複数人の方は、選んだ写真の様子と、どうして思い出に残っているのかを共有しあってください!
事前に打ち合わせできる状況であれば、選んだ写真を携帯のカメラ等で撮影したりして、みんなで見られる状態にしておくと盛り上がるかもー!
今、未来に向けて残したい写真は?
そして早速本題ですっ! 「コロナウィルスで揺れている今だからこそ残しておきたい写真は?」と聞かれたら、あなたはどんな写真が浮かびますか?
何を意図して、どんな写真を撮ろうと思いますか?
窮地に立たされたことを忘れないための一枚
こんな時でも幸せな時間があったことを残すための一枚
未来への願望や、希望を込めた一枚
様々な切り口があると思います。
10分ほどお時間を取っていただき、じっくり考えてみてください。1案だけでもかまいませんし、たくさんの案が湧いて来てもかまいません。ぜひリラックスして想像していただけたらと思います。
想像し終えたら、お一人で読んでくださっている方は、先へ進んでください。
複数人で読んでくださっている方は、どんな写真を残したいと思ったか、なぜその写真に価値があると感じたのかなど、共有しあってください。
5年後にその写真を見返したとしたら?
今日はこれが最後の問いです!
先ほど考えていただいた未来に向けて残したい写真を、5年後の2025年に見返しているとしたら、その写真を見てあなたは、何てつぶやきたいですか?
直感的に浮かんだことでかまいません。ぜひ5年後の未来に進んだつもりで、想像してみてください。
お一人で読んでくださっている方は、湧いてきたセリフを、ノートなどに書き留めておいてください。
複数人の方は、どんなセリフが浮かんだかを、みんなで共有してください。
チェックアウト
最後にチェックアウトです。
・今日の気づき、発見はなんだったか
・今どんな気持ちを感じているか
を言葉にしてみてください。
お一人の方は、ノートなどに書いてみることをおススメします。
複数人の方は、ぜひ率直な感想を共有しあってください!
宿題
私のワークショップでは、たまに宿題が出ます。
今日の宿題は、「今、未来に向けて残したい写真を撮ってくる」です!
もちろん、外出の自粛などがありますので、撮影が不可能な写真もあるかもしれません。ですが、撮れる範囲のものは、ぜひ今のうちに、記録しておいてはいかがでしょう?
写真を通じて、ほんのひと時でも心が安らいだり、未来への希望が湧いてくれば幸いです!
最後に
・コロナウィルスに関連することを考えたり、ご自身のことを見つめるに当たって、不安に押しつぶされそうになったり、自分自身でいられなくなってしまうような恐怖を感じた場合などは、決して1人でなんとかしようとせず、ご家族や友人などの信頼している方、カウンセラーやコーチなどの専門家にSOSを発信してください。
・本記事の内容については、資料も含め、ご自由にお使いください。もしお役に立てましたら、SNSなどでシェアしていただけますと嬉しいです!
・対話を設計して欲しいテーマについてリクエストがあれば、コメント欄、メール、TwitterのDM等でお知らせいただきましたら前向きに検討させていただきます!
コロナウィルスの支援に関する情報
■首相官邸
https://www.kantei.go.jp/jp/pages/coronavirus_shien.html
■厚生労働省(相談・受信の目安、心の相談窓口等)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00094.html
■マネーフォワード(補助金・助成金等)
https://covid19.moneyforward.com/
今日も一日お疲れ様でした。また明日!
相内 洋輔
◆ワークショップや研修のご相談は下記から◆
どうぞお気軽にお問い合わせください。
コメント