NPO法人WAKUTOKI 主催で「毎日をあなたらしさで満たしていくためのワークショップ」をオンライン開催しました。人生の節目を迎えていたり、新たなチャレンジを志していたりと、とても参加意欲の高い方々がご参加くださり、とても活発な対話が続くワークショップになりました。
あなたはどんな尺度を大切にしていますか?
人は無意識のうちに、こうした自分の身の回りの方が重要視している尺度に縛られ、自分らしさを発揮しづらくなっている部分があるのではないかと私は思うのです。私自身の経験を例に出すと、私はリクルートで成果を出せず、上司から詰められまくっていた時は、自分の良し悪しを判断する基準を「他者が決めた尺度」だけに限定してしまっていました。そうして至らない自分を責め、気分が落ち込み、クライアントから足が遠のき、売り上げが停滞し、また怒られるという悪循環から抜け出すことができなかったのです。
あの時、他者の基準ばかりを気にして、ほんの少しも自分基準で思考することができなかった日々の閉塞感は、今も忘れることがありません。
一方で、どんな尺度を自分のスタンダードとするかは、本来は自分自身に選択権があるはずです。そして、もし私らしいと感じられる尺度をセットすることができたら、意欲が湧いて、創造力が高まり、自分の意図する結果が生まれて、他者の尺度があまり気にならなくなる人が増えるのではないか。こう考えて、今回のワークショップをデザインしました。
自分がどんな尺度に囚われているか、自分らしいと感じられる尺度は何かを探すのに、ワークショップほど向いている場はないと思います。無意識のうちに囚われているものを独りで言語化するのは困難ですが、参加者の多様な意見を聴くことで、自分に関係あること、ないことを自然と考え続けることができるからです。
アイディア創出の世界では、量は質に転化するということが共通理解として語られますが、今回のテーマである「尺度」も、たくさんの尺度を観れば観るほど、確信的な手ごたえにつながるだろうと想像しました。
他者の尺度に振り回されない毎日を
そして、結果は想像のとおりでした!
- いろんな人の尺度に触れることができて、自分と比較することができた。そのおかげで自分ならではの尺度を改めて認識することができた。また、これからの自分の人生の道筋もちょっと見えてきた
- 性別と世代を超えた本音トークもできて楽しかったし学びを得ました。 そして、心の奥底に潜んでいた私の自分基準もポッカリと浮かび上がり、ちょっとびっくりした
- ちょうどもやもやしていて考えたいテーマだったのですが、相内さんのワークショップにわくわくしたし、参加者の方の言葉一つ一つから得ることが多くて、考えをかなり深めることができた
- 自分に対して前向きになれるような尺度をつかい、横の物差しで考えることの大切さに気づかされた
- たっぷり時間を使って、参加者のみなさんとどうありたいかを考えられる時間はとても貴重だった
- いかに自分が窮屈な尺度で人や物事をみていたかが浮き彫りになった
- 皆さんの気づき×自分の気づきの相乗効果がすごかった
- 重要な決断をする際の、自分の尺度が1つ増えた
ご参加くださった皆様からこうした感想をいただき、この場を開催して本当に良かったなあと、心からほっとしました。
そして、オンラインでもワークショップの場作りができるようになったことを、とても嬉しく感じました。コロナの前には、オンラインでワークショップを開催するなんて想像すらしたことがありませんでしたし、ましてや質の良い機会を提供できるとも思っていませんでしたから。
これからも様々な手段で、自己理解の機会をご提供していけたらと思います。機会があれば、ぜひご参加・ご依頼ください。
対話をもっとおもしろく。
相内 洋輔
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