WORKSHOP LANDの相内洋輔(あいない ようすけ)です。私は2018年からフリーランスのワークショップデザイナーとして活動しているのですが、先日フリーランス協会さんのイベント「スナック曲がり角」にお招きいただき、トークセッションにてこれまでの経験をシェアさせていただきました。
恥ずかしながら私はこれまでフリーランス協会さんの活動についてあまり詳しく知らなかったのですが、フリーランスの働きやすさ、生活の安定のためにロビー活動を行ったり、セーフティネットを整備したりと、多岐に渡る取り組みにとても感動しました!
フリーランスってフラジャイルな存在で、ちょっと風が吹けばすぐに飛ばされてしまうような環境に身を置き続けざるを得ないこともしばしばありますし、トラブル等も基本的には独力で解決しなければなりません。
こうした瞬間の「一人でじっと耐え忍んでいる感」って本当に心細いのですが…、協会を通じて相談ができたり、仲間とつながれるチャンスを得られることは、フリーランスにとって大きな支えになります。ほんの2~3時間のイベントでしたが、私はフリーランス協会さんと、協会の皆さんの大ファンになりました。ぜひこれからも活動を応援させていただきたいと強く思いました!
トークセッションは「専門性の獲得履歴」からスタート
書き出しが長くなりましたが、スナック曲がり角のトークセッションは「今の専門性はどうやって身につけたか、自己研鑽のために何を行なっているか」というご質問から始まりました。私は小学校時代からワークショップに馴染みがあり、高校生、大学生時代には毎週のように実践の機会があった経歴や、社会人になってから受講した講座などをご紹介させていただきました。
コーチングとコミュニケーションを専門的に学んだコミュニケーショントレーニングネットワーク®︎での3年間、青山学院大学のワークショップデザイナー育成講座、LEGO®︎ SERIOUS PLAY®︎のファシリテーターメソッド、ネイチャーゲームリーダー講座、ISIS編集学校で学んだ編集工学は、私のワークショップを支える根幹です。
現在の自己研鑽については専ら読書が中心です。2013年に転職をして以来、毎年100冊以上の本を読んできています。本への投資は惜しみなく、積読になろうとも気にしない、が私のポリシーです。余談ですが、『新規事業着工力を高める』と『エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」』の2冊は、最近読んだ本の中でダントツに面白かったです。
ワークショップデザイナーを続けることができているのも、大学講師としてお招きをいただくことができたのも、読書のおかげです。
共通体験を持った同士との出会いは尊い
それから、どうやって収入の安定を図っているか、どうしたら仕事は増えるか、巻き込まれたトラブルはあったかなど、フリーランスなら誰もが聞いてみたいなと思うご質問をいただき、私の体験談をシェアさせていただきました。
登壇前は、私の話って参考になるのかしら? とやや心配もあったのですが、イベントを通じてフリーランスの悩みは職種や地域を問わずかなり共通点が多いんだなと感じました。特にお隣で一緒にご登壇させていただいた押柄美樹さんとはとても似たような体験が多く、ずっと「あー、分かるっ…!」と頷き続けた45分間でした。
冒頭にも書かせていただきましたが、フリーランスって個人戦に陥りがちなわけですけれども、こうして「同士」と出会えると嬉しくなりますね。共通体験を持っている人とのご縁は尊いということを、改めて実感しました。
今回のイベントには仙台近郊はもちろん、隣県の岩手や山形からも参加してくださっている方々がいて、会場は程よい盛況感でした! 私自身は企業の方や行政の方とのお付き合いが多いので、なかなかフリーランスの方々と出会う機会がなかったのですが、初めましての同士とたくさん知り合うことができ、楽しい時間を過ごさせていただきました。
トークセッションの最後にもメッセージさせていただきましたが、フリーランスという働き方が当たり前の選択肢になり、自分で裁量を持つ働き方に憧れを持つ若者が増えたら、日本の仕事はもっと面白くなっていくと信じております。
皆でちょっとずつ手を取り合いながら、そんな未来の訪れに貢献できたら私は嬉しいな。貴重な機会をいただきありがとうございました!
対話をもっとおもしろく。
相内 洋輔
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