狛江市「スマートなまちづくり」アイデア発想ワークショップ Day2 を開催

ワークショップデザイナーの相内洋輔です。先日は所属している株式会社イトナブの案件で、狛江市にてアイデア発想のワークショップをご提供させていただきました。

今回のワークショップは狛江市が進めているDX戦略の一環として市からご依頼をいただいており、Day2では15名ほどの市民の方々にスマートシティのアイデア大量発散いただきました!

あたたかな陽気のおかげもあってか、終始盛り上がりっぱなしの3時間でした!

目次

Well-Beingを高める大量のアイデアを創造

今回のワークショップでは妄想アイデアトレーニング「モウトレ」をご提供し、「2050 住民のWell-Beingが国内で圧倒的トップの狛江市になっているとしたら どんな施策や取り組みが行われた結果?」というお題でアイデア出しをしていただきました。

スマートシティ施策を考えるためのワークショップをデザインするにあたり、先進事例を調べてみたところ、どの事例も住民のWell-Being向上を主題に置いていることが、とてもよく伝わってきたんですよね。

私はそれまで、スマートシティという言葉からは、効率化・簡易化・高速化といった施策ばかりをイメージしがちだったので、本質的な部分を捉えそこなっていたなと、目から鱗でした。

そのため、住民の幸福感を高めるためのデジタル活用がスマートシティ化なのだ、という概念を参加者の方々ともしっかりと共有しあいたいと思い、こうしたお題をご提示させていただくに至りました。

お題としては文字数が多くて、Well-Beingというややつかみどころのない概念を扱うため、少し難しいアイデア出しになることも覚悟していたのですが.…、結果的には213個ものアイデアが誕生!

アイデアはたくさんの数が出され、検討の幅が広がるほど、ユニークさが生まれやすくなるものです。そのため、この個数は非常に嬉しい結果でした。

アイデアを下敷きにスマートシティ施策を考える

それからこれらのアイデアと、前回のワークショップで探究いただいた狛江らしさを土台にして、各グループ毎にスマートシティ施策案を具体的に検討していただきました。35分間ほどグループディスカッションのお時間を差し上げたのですが、3グループ全てで話が止まらず、ずっと話していたいご様子でした!

その後各グループから、スローライフを充実させる出会い(人やモノ)の創出、住民のお困りごとを解決する包括的サブスクリプションサービスの提供、多摩川を活用したイベント開催・起業支援などのコンセプトをご発表いただきました。

面白いなあと感じたのは、各コンセプトの中に、いくつものアイデアが詰まっていたことです。まさにバラエティパックと言った感じで、地域ポイントの付与、物々交換のマッチング、自動運転技術による回遊促進、イベント開催の通知などなど、多彩な観点を備えた施策案でした。

実は他のお題でモウトレをすると、ひとつのアイデアを深堀した最終案になることが圧倒的に多いんです。例えば「子どもの成長記録をデジタルで」みたいなアイデアがあれば、この案の具体像を高めたり、さらなる付加価値を検討し、発表いただくイメージ。

ですが今回は、全グループが複数のアイデアを束ねて、上位となるコンセプトでまとめるという形でのご発表だったので、とても新鮮でした。私も感じていなかった新しい可能性を見せていただいたなあと思います。

帰りたくないワークショップはいいワークショップ

3時間のワークショップが終わった後は、どなたも会場から去ろうとせず、名刺交換をされたり、さらに対話を進められたりと、その場に留まりつづけてくださったのがとても印象的な会でした!

つまらないワークショップであればすぐに退出したくなると思いますので、会が終わってもなおワイワイ盛り上がってくださっていた光景は、とても感動的でした。

狛江市のスマートシティ推進を意図した住民対話は今後も継続していく方針で、来年度は4回のワークショップを予定しています。この盛り上がりが未来につながっていくよう、来年度もしっかりと取り組ませていただきたいと思います!

私は先週の矢吹町、今週の狛江市と、スマートシティ推進のアイデア発想ワークショップが続いたのですが、このテーマは面白いですね。

2024年はさらにたくさんの都市で、スマートシティのアイデア出しを実施できたら嬉しいなあと思っています。ご興味がありましたら、ぜひご依頼をいただけますと幸いです。

対話をもっとおもしろく。

相内 洋輔

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