社会の動向をどう捉えているかは人それぞれ。だからこそ対話が面白い。
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WORKSHOP LANDの相内洋輔(あいない ようすけ)です。 先日はパートナーの(株)Palletからご依頼をいただき、株式会社東海理化様にLEGO®️ SERIOUS PLAY®️をご提供させていただきました。今回は休活セミナーという取り組みの中で、社員どうしの相互理解を深めることを目的に2時間のワークショップとなりました。
最近の世の中から感じている不安
はじめに作っていただいたのは「最近の世の中から感じている不安」という作品です。この数年はコロナの蔓延に始まり、ウクライナでの戦争、それに伴う物価高など、世の中が大きく揺らいでいます。
また様々なテクノロジーが発達する一方で、リテラシーの差による分断が促進されてしまっていたり、世界的な半導体不足であったりと、顕在化している課題がたくさんあります。
そしてどこか、このままで大丈夫なのだろうか、という漠然とした不安を胸のどこかにしまったまま日々を過ごしている人が多いのではないでしょうか。そこでまずは、現在の社会にどんな不安を覚えているのかを、それぞれの感性で作っていただきました。
同じ色のパーツをギザギザに並べた「同質性が高い人だけで集まって攻撃的になっている」という主旨の作品には思わずドキリとさせられたり、
人が棒にしがみついて今にも飛ばされそうになっている「過去の成功体験にしがみついていて、本当は得られる新しい世界での素晴らしい暮らしを意識できていない」という主旨の作品からは、既得権益を持っている人々と、新しいムーブメントを進めていこうとする人々のせめぎ合いがありありと想像されました。
最近の世の中から感じている良い兆し
続いて「最近の世の中から感じている良い兆し」というテーマで作品を作っていただきました。前述したように、最近の社会は様々な問題がとても目立っており、日々のニュースは暗い話題で持ちきりです。
ですが、それに隠れて素晴らしいサービスがローンチされていたり、人々の意識変容が顕著になっていたりと、新しい社会の当たり前になっていきそうな芽がいくつも誕生しています。
こうした良い兆しをどのように感じているか、どんなことに着目しているのかを作品を通じて語り合っていただきました。
先日の記事でご紹介したのですが、私個人はChatGPTやBardといったジェネレーティブAIの存在は、世の中の行動様式を一変させるだろうと、とても楽しみに感じています。
参加者の皆様からは、経済の動向、新しいサービスの誕生、人々の意識の変化、当たり前として定着してきた新たな作法など、個々人が捉えている多様な「良い兆し」が共有され、とても楽しい対話の時間になりました。
みんなの捉え方が違うからこそ、対話が面白い
今回は2時間という限られた時間ではありましたが、参加者の皆様が活発に意見交換をしてくださり、とても楽しい対話になりました。誰かを否定することなく、お互いを認め合える雰囲気が醸成されていて、とても心地が良かったです。
やはり、それぞれが感じていることを素直に持ち出し、違いを楽しみあえる場はいいですね。仙台から愛知までお招きいただき、ありがとうございました!
対話をもっとおもしろく。
相内 洋輔
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