NOIE QUEST(保育士研修) インタビュー
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ワークショップデザイナーの相内です!

2019年に連続10回の研修『NOIE QUEST

を依頼いただいた

のいえ保育園の園長石川さんと

保育士の小野さんをお招きして

ワークショップ前後の変化をインタビューしました!

 

インタビューをするのも

動画を撮るのも初めてだったのでドキドキでしたが

とてもイイお話しを聞くことができました!

 

連続10回も研修して何をやったんだろう?

何が変わったんだろう?

とご興味を持ってくださっている方も多いと思います。

少し長いのですが、ぜひご一読ください!

対談の動画を直接ご覧になりたい方は

YouTubeにて

NOIE QUEST 実施後インタビュー

をご視聴ください!

オープニングトークと自己紹介

相内:

こんにちは!

ワークショップデザイナーの相内洋輔と申します。

今日はぼくのワークショップを受けていただいた

お2人に来ていただきました!

台本が無いのでどんな話になるか

全く分からないですけど、

我々のワークショップ体験について

お話していきたいと思っています。

 

まずはお2人から

簡単に自己紹介をお願いしてもいいですか?

 

小野:

のいえ保育園保育士の小野ゆかりです!

 

相内:

え?終わり?すごい簡単っ()

 

石川:

()

のいえ保育園園長の石川聖です!

よろしくお願いします。

 

相内:

よろしくお願いします!

のいえ保育園には2019年から半年に渡って

10回のワークショップをやらせてもらいました。

今日は2020年の131日なので

ワークショップを完了してから約4か月経ちました。

皆さんがどういう風に変わっているのか

いま何を目指してやってるのかなど

ざっくばらんにお話しいただければと思っています。

 

じゃあ、まずは今の気持ちから、

1人1言ずつぐらい言ってみますか?

 

ぼくはドキドキしています。

どんな話になるだろう?があります。

楽しくやりたいと思います。

 

小野:

いつも通り緊張せずに行きたいですけれど

カメラを構えられると緊張します。

でもいつも通りの会話を楽しみたいです!

 

石川:

不思議なもので、人がいないのになんか緊張する。

見られているわけではないのに見られてるみたいな

不思議な感じがありますが、

多分カメラを忘れる瞬間がすぐ来るだろなと思っています!

お願いします!

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 NOIE QUEST初回の衝撃!

相内:

じゃあワークショップの話しをしてみますか!

ちなみにぼくは大学生の時からずっとワークショップをやってて

もう17年とかやってるんですけど

隣にいる石川くんは

多分ぼくのワークショップを100回以上体験しているかも?

 

石川:

ちょっと言い過ぎかもしれないけど()

大学生の時から一緒に活動してるもんね。

 

相内:

そもそも10回以上体験している人たちはほとんどいないので

小野さんたちは世の中で2番目に多く

ぼくのワークショップを受けた人たちです!

 

小野:

へー!貴重なんですね我ら!(笑)

 

相内:

それこそ今湧いてきたんだけど

1回目ワークショップでやらせてもらった「あべこべ体操」は

ぼくらが大学2年生の時に、いや3年生かな?

の時に作ったワーク話なんですけど

NOIE QUESTの始まりがあべこべ体操からだった

ってのは感慨深いなあ。

 

ちなみに1回目の時って、

受ける前と受けた後では

どんな気持ちだったんですか??

 

小野:

保育士研修って

先生たちのノウハウとか知識を私たちが貰って

自分の中に取り込む人もいれば

使えないからいいやってなる人もいれば

という研修だったんですけど

相内さんの研修は、

(え?ここから、あべこべ体操からどうなるんだろう?)

みたいな感じで、何が変わるんだろうか?と戸惑いました。

ちょっと遊びで私たちの心を開いてくれてるの?

とも感じたんですけど、いずれにしても、

これまでの研修とは雰囲気が違うなと思いました。

 

それこそあべこべ体操のパートナーは石川さんで

やってみたんですけど

なにこれ~~~~~???

と思いました()

でもとりあえず楽しいからいっか!

って感じ!それが最初。

のいえ保育園で働く動機の共有

石川:

ああ()

 

相内:

ワークショップって

自分のことを持ち出してもらって

それを受け取った人が

私はこう思うんだよねとか

共感したから一緒にやりたいとか

色んな触発が起こってくることがすごく大事

だと思ってるんですけど

安心して自分のことを言えたり

なんか楽しいなぁっていう空気の中でないと

表面的な会話になってしまって

いつも語っていることを

またワークショップの場でも語る

ということが起こります。

そうするとあんまり意味がないと思っているので

あえて1回目は1番奇抜なスタイルで始めてみました。

 

小野:

ドキドキしましたけど

本当にアイスブレイクにぴったり!と感じました。

そんなにお互いを知らないどうしだったけど

すごく場が暖まりました。

 

石川:

奇抜なプログラムが入ってる時は

事前に内容を見せて貰ってると

こちらもドキドキする()

その場にいる人にうまくハマるだろうかって。

 

相内:

実はぼくも毎回あべこべ体操する時は

超滑ったらどうしようって

何回やっても思うんですけど

いまだに滑ったことがない!()

 

なにこれ意味わかんない?ってなって

わーーー、これできなーーーーい!!()

と楽しそうにして次に進んで行かれますね。

 

石川:

本当にさっき小野さんが言ってたように

今まで受けてきた保育士研修って

目に見える知識とか

実践にすぐ生かせる詳しい内容を聞く

っていうのが当たり前だったけど

こうやってワークショップをやると

普段のコミュニケーションの中にある

ちょっとした瞬間を大事にするということが

いかに知識の習得に対しても

メンバーとの関係に対してもいい影響を与えるか

っていうところを実感できたんじゃないかな。

 

小野:

知識を聞くことも大事だと思うけど

そういう形式じゃないっていうのは初めてでした。

 

相内:

他の皆さんもそういう感想多かったよね。

「研修だから教わると思ってました」っていう。

 

石川:

教わったことを生かすためには

まず自分の土台を整えることが大事だよね。

 

相内:

それこそワークショップを作る時

ぼくがすごく考えてるのは

知識をインプットしてもらう研修

って世の中にたくさんあるので

「それは別にぼくがやらなくてもいいだろう」と。

 

じゃあ何を意識してるかって言うと

皆さんの中に潜在的に眠っている経験だったりとか

あるいは考えている思いを引き出すことによって

その場で新しい関係性を作ったりとか

新しい行動やあり方を作っていくってことが

すごく重要だと思っています。

知識はもちろん人を助けるんだけど

それだけでは世の中が変わらないと思っているんで

いかに皆さん自身が動いて

何か違うことをしてみようと思うか

っていうところがポイントだと思っています。

 

そうした中で

NOIE QUEST10回やっていただいたのですが

1番心が動いたのっていつでした?

 心が動いた瞬間!?毎回です(笑)

小野:

心が動いた瞬間!?

毎回動くんだよなぁ()

 

相内:

そっか(笑)

そしたら、いくつか言ってくれたらいいかも!

 

小野:

初回のWhere I’m from Poem

それまで自分を丁寧に観察したことがなかったから

こんな想いをしていた時もあったんだなあ

自分頑張って来たんだなあってことが分かって

自分で自分を認められました。

 

自分の事が嫌いとか

自分を認めることができない人って

多いと思うんですよね。

自分の嫌な部分とかも、自分がよく知ってるから。

 

でもなんかそれを丁寧に

良いことも良くないことも観たことで

全部の自分を認められるきっかけを作れたのが

一番最初の回で良かったなあ。

 

「自分のことを振り返るなんてやだ」

って言ってた人もいたじゃないですか?

私には何もないよって。

でもそういう人たちも

何もないわけがない!

っていうことを自分で感じてたりとか。

すごく衝撃的でした。

 

石川:

衝撃ではあったね()

 

相内:

ちなみに園長は

これはできないんじゃないかと最初言ってて

ぼくは絶対できるからやらせてって訴えてました() 

みんなの様子を見てて感動したよね。

 

小野:

もし何回かのパッケージでワークショップをやるなら

Where I’m from Poem

後半でやるようなワークなんですか?

 

相内:

えっとね、どこでやってもいいと思ってます。

何が目的かっていうのがすごく大事で

今回の1回目に入れたのは

皆さんがあまり馴染みがない人同士で

自己紹介はしたけど

本当に仲間になってない状態

1週間前に会ったばかりだから

もっと深く繋がり合うってことを狙いたい

って思ったのが1つ。

 

後はさっき言ってくれたように

「自分なんて何もない」

からスタートしていくと

のいえ保育園が目指している

子どもたちそれぞれの感性を引き出す

っていう関わり方にたどり着かないなと思って

それぞれのストーリーがあるんだ!

誇れるところがあるんだ!

っていうのを

自分自身を通して感じるということが

すごく大事だと思ったんですね。

 

でもそれを、

「あなたは素晴らしい!生きてる価値があると思って!」

といくら言われたとしても

はい、そうですか

とは思えないじゃないですか。

 

だけど自分が通って来た道

っていうのを自分で振り返ってみると

ああ、いいことも悪いこともあって

色んなものの中に私は存在してるんだなって

自然と分かる。

 

小野:

そしてそれを相手にも置き換えられますね!

自分が知ると。

こういう時相手ってどうだったんだろうとか

どんなこと思ってるんだろうとか。

相手の立場に立ち易くなりました。

 

石川:

子どもの感性を引き出したいって時に

自分の感性を扱えていないと引き出しようがない。

自分を大切にしたりとか

自分の感性を扱うときって

自分に触れるっていう感覚

がすごい大事だと思うんだけど

これも自分に触れるって感覚をつかんでない

会話のしようがない。

 

そういところでいうと

Where I’m from Poemでは

まさに自分に触れた時に湧いてくる感情とか感覚

を共有できたからすごく良かった。

Where I am from Poem を読み上げる様子

 「やり方」重視から「あり方」重視へシフトした第2回

小野:

あと今なんかちょっと色々振り返って思ったんですけど

2回から私は何かを考える際、

やり方よりあり方を重視するようにシフトしました。

 

とびだす保育園の企画をしてる時は

「あり方だよ」みたいなことを言われても

さっぱりわかんなかったけど・・!

 

相内・石川;

()

 

小野:

どうやってあり方見つけんのかなあって()

 

相内:

そうだよね(笑)

 

小野:

これはやり方なの?あり方なの?

っていうのをずっと考えてすごい悩んだ!

自分でも企画をやってみて

アイディアを出して

ちょっとずつ、ちっとずつ・・!

 

石川:

だいぶやったよね()

これはやり方重視になっているよ!

とか話しあったね。

 

相内:

やっぱりアイディアが先だったりとか

何かをしなきゃいけない状況で作ったものって

どうしても自分たちの本当にやりたかったものではなく

なんとなくこれだったらいいって言われるだろう

それなりにうまく行くだろうみたいなものになりがちだよね。

  

小野:

はい。

なんとなく安全なところで今までやってきました。

 

相内:

そうするとイベント自体はそんなに悪くなく終わるけど

何のためにやって何が生まれたんですか?

って問われたら、

あれ?何だっけ?

盛り上がったけど・・・みたいな。

 

小野:

盛り上がって終わりでもいいと思うんですけど

でもその先に行きたいっていうのが

多分のいえ保育園だから、

 

相内:

やっぱり子どもの感性を引き出す

その先の人生が豊かになるように関わるっていうことを

皆さん掲げていらっしゃるので

ただイベントが楽しかった

盛り上がったって

全然目的と繋がってない。

 

石川:

ほんとそれだったら、

ぼくらじゃなくていい。

 

小野:

それすごい考えました。

今は「何のためにやってるのかな?」

っていうところから、入れるようになった。

 

石川:

困ったことに、言われるんですよ。

前まではみんな頭を抱えて悩んでいたのに

最近は「石川さんこれコンセプトは何ですか?」

って()

 

相内:

なんのあり方からこれ決めてるんですかって?()

 

石川:

これ私どういう目的でやったらいいですかって()

喜ばしいんだけど、こっちがたじろぐ。

すごく嬉しいことですけどね!

 

相内:

やっぱりあり方があって

そこに対して皆さんが作っていく企画であったりとか

日常のコミュニケーションがあることによって

皆さんが本当に実現したい世界に繋がっていく

と思っているので

扱うべきテーマだと思っていました。

 

でもあり方が大事ってことをただ教えても

その瞬間は「そうですよね」って思っても

やっぱり現場は忙しいんだよ!

そんなん気にしていられるか!

ってなっちゃう。

 

小野:

そういう気持ちで研修を受けたていたこともありました、正直。

他の保育園の事例で、

園庭を掘ったり

園庭の一角を畑にするっていう

すごいすごいやつを見せて貰ったりとかあったんですけど

保育士の先生たちどうやったらこうできるんだろうとか

職員はどれくらいの理解のもとでやっているんだろうとか

承認しているのかなあ?とか考えてしまって。

しかも、自分の園に持って帰って報告しても・・・

 

相内:

それはその園が特殊だからね~。

うちはそんなお金も人もないし、って?

 

小野:

はい。だからこう毎年同様のプランでとか、

何も変えられずに

悶々としたこともあったんですけど・・・

 

相内:

今の話しのポイントは

真似できないから悪いってことでもないし

プランターで栽培するから悪いってことでもないと思って

自分たちのやりたいことに

今の状況が叶っているのかどうか。

そのためにぼくらは何ができるかっていうのを

規模の大小ではなくって考えていく

行動していくっていうの大事だなって思いました。

そしてまさに、最近ののいえ保育園の皆さんは

そうなってるのかなって思います。

 

石川:

コンセプトや目的を研修でしっかり伝えているのであれば

規模の大小ではなく、

大切なポイントを自園に持ち帰れる可能性もあるよね。

それだったらプランターでも

同質な体験をさせてあげられるだろうって

想像できると思う。

コンセプトから考えるのは参加者への愛情表現

感性が開いた第4回NOIE QUEST  公園でのネイチャーゲーム 

相内:

そういう意味では

公園で自然を堪能できる!

という主旨で開催した第4NOIE QUEST

やってみていかがでしたか?

 

小野:

私は感動的でした。

いつも行ってた公園なのに

めっちゃ自然があるーー!って思った。

自然を見るポイント

楽しみ方をけっこうたくさん体験できたから

もっとしゃがんで見てみたくなったり

触ってみたくなったり

匂いを嗅いでみたくなったり

本当に探究心をくすぐられた!

 

石川:

思わずしたくなっちゃう、っていいね。

 

相内:

自分の意欲が

ぐるぐる動いてる感じがいいよね。

 

小野:

それを子ども達と一緒にできたらいいなって感じました。

 

相内:

それこそ石川園長に

のいえ保育園のコンセプト

を話してもらっていた時に

子どもの感性を引き出したい!と。

 

でも、今の保育現場では

なかなかそういう関わりをするところがないので

のいえ保育園に入ってくる先生方も

何それ?

とか

どうやったらいいんだろう??

って悩まれるのではないかなと

まあそんな相談を受けてたんですね。

 

その時にぼくが思ったのは

レイチェルカーソンが書いた『センス・オブ・ワンダー

っていう本があるんですけど

レイチェルが甥っ子のロジャーと

自然の中でどう関わったかを綴ってくれていて

 

子ども自身が

「自然って不思議だな!」とか

「神秘的だな!」って思えるように

感性を養っていくことが

知識を教えるよりも大切で

子どもにとって一生の贈り物になる

と言ってるんですね。

 

これはもうそのまま皆さんに同じ体験をし欲しい!と思って

ちょうどネイチャーゲームリーダーの資格を持っていたので

身近な公園を使ってやらせていただきました。

 

みんなやっぱり、

雄大じゃないと自然ではない

と思っていたと思うんで

公園に生えている木も雑草も自然だし

そこに存在するものだったりとか

隠されたものとかを発見した時の

「はっ!見つけたっ!」

という喜びを皆さんに感じてもらえたことって

すごく大きかったなって思ってます。

森の美術館 好きな額縁を選ぶ

小野:

感じました!

あんなキラッキラ光って目立ちそうなものが

全然見つけられなかったりとか!

 

相内:

メタリックグリーンのクリップとかね。

 

小野:

ですね。

今までこういうことはやってこなかった。

ホント公園行ったら

子ども達は自由にはわーーーーって遊ぶ

みたいなのしかやってこなかった。

あとは子どもたちが拾ってきたものを

袋に入れて持ち帰ったり。

 

でも公園でこんなにワクワクできることがある

感性を引き出せるポイントっていうのがあるんだなって知って

自分も感性が引き出されました。

 

石川:

子どもが先生に拾ったものを持ってくる時とか

神秘的なものに目を見張る感性ををフルに発揮してる。

 

その時に

大人がそういう体験を自分もした

ってことを今でも覚えていたり

自分自身の感性が開いているかどうかによって

子どものその体験を

センス・オブ・ワンダーの瞬間だと捉えるか

ただ物を拾ってきただけとするか別れると思う。

 

その時の受け答えが適切だったら

子どもの自信や自己肯定感とかにつながると思う。

 

小野:

自分が身をもって体感したから

今なら子どもの

「うわーーーーー」っていう気持ちに

一緒に「わーーーーー!」ってなれそうな気がする。

 

今までだったら

「お、持ってきた?うん、持って帰ろう!」

で終わってた(笑)

 

相内:

義務的にね()

 

小野:

でも拾ってきた物をよく見たりとか

何個拾ったかを一緒に数えたりとか

これ何??っていうのをじっくり見たりとか

やっぱり大人が感性って何かを分かってると分かってないとでは

関わり方が全く違うなんだろうなって思いますね。

 

相内:

そうだよね。

松の葉っぱ1つでも、

持ってきて嬉しそうにしてる子に

「とがってるの見つけたんだね」と声をかけたら

「これがねかっこよくて!剣みたいだと思ったの!」

って答えるかもしれないし

 

「リスさんのつまようじなのーー!」みたいに

我らが想像もしていないような世界

が出てくるかもしれないし。

 

でもそれを知らないで

「あ。拾ったんだね。持って帰ろう」

ってだけにしてしまうと

体験がそこで終わっちゃう。

 

小野:

なんか先に行けた気がする!

 

石川:

やっぱり自然を味わうとしたら

雄大な自然環境がいいな

と思いがちだけど

実際に子どもたちを見てると

広いスペースがあっても

自分の居心地の良い場所を見つけて

狭い範囲で自分の世界を楽しんでいたりするから

実は場所の広さって関係ないと思う。

それを感じられた機会だったんじゃないかな。

そして、

いつもの公園が違って見えるって、最高の瞬間だよね!

 

小野:

最高の瞬間でした。

木へのインタビューに没頭する様子

伝えたいのに伝わらない!もどかしさから始めるコミュニケーション 

相内:

ぼくはNOIE QUESTをやって

幾つか新しいワークを開発したんですけど

5回はぴんくのだんごむしが開発されたよね!

伝えたいのに伝わらない

っていうもどかしさをを感じてもらうことによって

大人と園児のコミュニケーションが変わるんじゃないか

っていうのを狙いました。

 

なぜなら子どもたちって一丁前に喋ってるけど

使える言葉ってそんなに多くはなくて

本当に我々と同じように

同じものを

同じ言葉で認識してるかというと

多分違う。

 

そうじゃないってことを改めて大人が感じたら

何か違いが生まれてくるはずだと思って

やってみたんですよ。

アイスブレイク ぴんくのだんごむし

小野:

保育士の現場でも

「何が伝えたかったんだろう??」

って思うことっていっぱいあって。

考えても考えても分からなかったり。

でも考える前に

もうその話は置いといて次のことやろう?

みたいに流しちゃったりとかっていうのもあるし

それは親子間でもあるだろうし

まさに自分たちの目の前に

ずっと日常で起きてることだったので

「こんなに伝えたいのに!!!!」

っていうもどかしい気持ちを私たちも体験してみて

本当に伝えたかったことは何なのかな?

ってちょっと深く考えたりとか

その子の行動をもっとよく気にしてみようとしたり

大人の関わり方が変わるんじゃないかな?

ってすごく思いました。

 

石川:

本当に我ら大人は結果を急ぐので

この子は何を言いたいんだろう?より

何言ってるかわかんない。

が先に来ちゃう。

 

相内:

保育の現場ってすごく忙しいと思うし

一人に目をかけ過ぎてると

他の子が危ないことをしてしまったりとか

いなくなっちゃったりとか

色んなリスクもあると思うので

どこまでじっくり向き合えるか

っていう問題はそもそもあると思うんですけど

そうは言っても、

園児が本当に伝えたかったのは何か?

ということを想像しながら関わるのか

あるいは

コミュニケーションを断ってでも管理しなきゃ!

リスクがないようにしなきゃ!

とするかって

大きな違いだと思う。

 

感性を開くという意味では

ちょっと時間がかかっても

その子に向き合う

あるいはその子が本当に何を言いたかったのかを一緒に探る

という関わりがあるといいなと思っています。

 

小野:

きっとその時じゃなくてもいいんですよね。

後から何かのきっかけで、

あっ言いたいことはソレだったんだねっ!

と気づいても。

そいうのを常に大人が、

ちょっと頭の隅に置いとくだけでも

全然違うのかなって。

 

そのためにはやっぱ、体感しないと!

体感することってすごく大事だと思いました。

もどかしい、伝えたいのにーーーっていう気持ちを。

 

相内:

うちの娘も今4歳ですけど

何言ってるかわからない時があるんですよね。

言葉としては分かるんだけど

何を伝えたくって泣いているんだかわからない時が。

でも何かふとした瞬間に思い出して

もしかしてあのときってさ

こういうことが言いたかったの?って聞くと

 

やっと分かったのお父さん??

って嬉しそうにしてるから

伝えたいって気持ちは年齢を問わず

人間が持ってる本質的な欲求なんだな

って感じています。

 

石川:

そのことを知っていると

子どもた伝えたいことに気づくスピードは

絶対速くなっていくはず!

突拍子もないヒント

のいえ保育園で育った子どもはどんな人生を生きるか? 

相内:

他にぼく個人がハイライトだったなと思っているのが

のいえ保育園で育つ園児がどういう人生を生きるか

っていうことを40歳まで想像してみた第8回。

あれ大きなターニングポイントだったんじゃないかなって

ワークショップデザイナーとして思いました。

出来上がった架空の園児の人生

小野:

それまでは「自分に触れる」

ということが中心だったけど

保育園に通う子ども

という具体的なテーマを提示されたことで

私達のイメージも保育園にぐっと近づいたというか。

 

相内:

第7回までは皆さん個人個人の感性を開くこと

探究心を養うってところにフォーカスしてて

最後の3回ぐらいが園児のことだったりとか

のいえ保育園全体の未来をテーマにして

自分という範囲からから一歩外側に

世界を広げていたんですよね。

 

そうした設計のポイントについては

ぼくはあんまりワークショップの中で

皆さんに言ってないんですけど

ちゃんと伝わってるというか

感じているというか

流石だなあ。

 

石川:

NOIE QUESTの1番はどれだった?

と聞かれたら第8回だったかも。

あの頃はまだ建物もできていなかったのに

なんか自分たちの中で

もうのいえ保育園はある!

のいえ保育園はこうだぞ!

って思えたから。

 

相内

まあ色んな大変なこともあると思うんですけど

見えた未来に向かって前に進むためには

どうしたらいいだろうかって

わくわくしながら思えた回だったんじゃないかなって。

 

小野:

確かに!

すごく印象的だったのが

もし親とか保育教育者だったら

子ども達には何の障害もなく

真っすぐ伸びて行って欲しい!

って願うと思うんですけど

 

そうではなくって

どこかで一回挫折するって

挫折はあってもいいって思った。

のいえ保育園で育った子どもたちは

絶対そっから上がってく力があるって

みんな信じてた()

 

「挫折キタキタよしよし!」

と思える大人って結構貴重だと思う。

 

よし挫折きた!

ここからどこまで這い上がれるかちょっと見守ろうよ

みたいな気持ちがあると子どももチャレンジし易い

 

失敗してもいい

っていうのがあるだけで

一歩を踏み出せる人になれるんじゃないかなって。

 

相内:

まさにこの感想は

Where I’m from Poemをやってなかったら

多分出てこなかった感想だと思っていて

もし一番最初の回で

のいえ保育園を巣立つ子どもたちってどんな人生かな?

って想像してもらっていたら

多分いいことばっかりが出てきたと思う。

 

小野:

うんたぶん希望に溢れてましたね()

 

相内:

でも現実はやっぱりそうではなくて

人それぞれ色んな波があって

浮き沈みがあるのが自然だという中で

皆さんが育てたい子たちは

人生を豊かに切り拓いて行く子どもたちだということなので

やっぱり一回で挫けるんじゃなくて

それをまた更にエネルギーに変えながら

自分が本当に豊かに生きるって何だろうってことを

突き詰め続けて行く。

それは今からの時代にすごく大事な能力

土台だとぼくは思っています。

 

石川

のいえ保育園でクリエイティブ力を育み

それがやり抜く力につながっていく。

繰り返していくってことは

結果が出るっていうことだと思うから、

それが成功でも失敗でもいい。

 

やり抜くって、

うまくやらなきゃとか

完璧にやらなきゃみたいなイメージがあるんだけど

のいえ保育園としてはそうじゃなくて

 

失敗してもいいし

上手くいってももいいから

何か分かるところまで何度もやってみること

を大切にしたい。

 

だから失敗してもいい環境とか

チャレンジしやすい空間が大切。

 

そういう点では、

のいえのスタッフにはたくさん挑戦してもらいました()

挑戦しようって言ってもなかなかできることじゃないから

分かってるんだけどでなかなかできない・・!

という気持ちを丁寧に扱いながら進められる連続研修

で良かったなあと思いました。

 

相内:

やっぱりそうそうだね。

やっぱりここまでのことは

連続じゃないとやりきれないなかな。

 

石川:

参加したメンバーが

「頭では分かってるんだけどできない」

ということを扱い続けられたのは

次のプログラムや

次の研修の機会があったからだと思います。

園児の未来のストーリーを発表する様子

 NOIE QUESTによって得られた変化や成果

相内:

小野さんは10回の研修をやってみていかがでしたか?

1回を始めた時と

10回が終わった時って

想像通りの結果でした?

それとも想定外でしたか?

 

小野:

最初はどうなるかイメージがつきませんでした。

保育士じゃない人が何を教えてくれるのかなあ?と。

でも私は、10回を通じて自分を知ることができました。

自分のことって、自分でも何となく分かっているけど

でもなんとなくだと

どうしたらいいかわかんない時もあるんですよね。

もちろん今もそういう時はあるけど

でも、楽しい時とか、嬉しい時とか、素直に喜べるようになった。

あとはちょっともやもやしてたり

悩んだりとかしてる時は

すぐ寝て忘れてるタイプだったので

以前は問題がそのまま置き去りだったんですよ。

 

だから事態がいい方向に行かず

モヤモヤすることが多かったんですけど

最近はよく相内さんも言ってくれるように

心配とか不安はあってもいい

っていう感覚を持ちながら前進できています。

不安や心配があってもマイナス思考にならないし

チャレンジしてみようかな

っていう気持ちになっています。

カッコいい言葉で言っちゃっていいですか?

不安を扱えるようになっているんじゃないかなって思います。

こういう結果は想像もしてなかった。

 

今は凄く、恵まれてるなあと思います。

変なプレッシャーに押しつぶされないって

こういう感覚なんだろうなと。

成果の発表

相内:

それをみんなが同じように経験して

みんなが近い感覚でいるってすごいことだよね! 

 

石川:

対話する、対話が大事って今よく言うじゃない。

でも対話する前提が整ってるかどうかで、結果が全然違う。

今のいえ保育園は、すごく対話が機能している。

 

相内:

1回目に戻っちゃうけど、

あの時は「保育士の仕事とは何かを3つのキーワードで表わす」

ってのをやってもらってさ、みんな見事に違ったもんね。

 

小野:

そうでしたねー!

 

相内:

のいえ保育園の保育士とは?

という問いに至っては

さらにバラバラだったもんね(笑) 

 

石川:

今は違いがあっても扱えてる、対話の中で。

 

相内:

それこそみんなが

「あなたはそういう考えなんだね!」

っていうのを理解しあった上で

同じビジョンを目指しているから

アプローチの方法は各自違うかもしれないけど

各自が立ってる位置から何が見えているかとか

何を大事にしたいかが

お互いにすごく分かるというね。

 

石川:

それがあるだけでね、組織変わりますよ。

 

小野:

変わります・・・!

しみじみと、本当に本当に恵まれているなあと思います。

 

石川:

どんな環境でも何かトラブルはある。

いくら仲良しでもね。

でも何か起こった時の力強さだったりとか

そこからどうするかみたいな対応力は

対話の前提が整っているかどうかで

全然違う過程、結果になると実感してる。

今この園には

あったらいいなと思ってたことが

ちゃんとある!

 

相内:

かゆいところに手が届きまくってるから

むしろ園長もっとやってくださいって言われてるよね()

 

石川:

想像していない未来だったね

こっちがつつかれるというのは()

 

相内

ホントぼくもこの未来は想像してなくて。

まさか、のいえ保育園のみんなに研修をした後に

クラウドファンディングを一緒にやって

機能するコミュニケーションを探究する機会を提供するため

ワークショップをもっともっとやっていこう!

ってなるとは思ってなかった。

 

小野さんから

「相内さん早く作ってくださいよワークショップを!」

なんて言われるとも思ってなかった(笑) 

 

小野:

でもね、なんかやっぱり、広めたいじゃないですか!

前の園は嫌で転職したわけじゃないし

仲間がいっぱい他のところにいてくれるから

ちょっとでも保育が楽しいとか思ってもらいたいし!

 

あとは、

子どもがやりたい!と思う気持ちを

押さえ込まないといけなかったりしたから

そこが苦しいなと感じることがあったけど

そうじゃない保育もあるんだよって伝えたいし。

 

だからやっぱり知ってほしい。

本当にずっと

私がここに入った当初から思ってきたことなので

今はすごく嬉しい。

叶うかどうかではなくって

やるかやらないかだよね!

何もやらなきゃ何も進まないですもんね!

  

相内:

そう。

できるかできないかじゃなくて

できるようにやっていく

ということに

我らの価値があるよね。

 

小野:

じゃないと、

のいえの保育をやっていないというか。

 

石川:

何が嬉しいって、話しして弱気になれる。

もし自分がなんかズレてたとしても

すぐ指摘してくれるみんながいるから。

自分で気づいていないことにも気づけるなって思うと

安心して弱気になれる。

ちょっと乱れたりしても大丈夫なんだてって思えるのは

安心の厚みが全然違う。

 

相内:

そういう意味では

経営者と雇われてる人

っていう雇用の関係ではなくて

同じ意図でもって一緒にやってる仲間

って感じが凄く出てて

なんかこういう所も

保育園だけに留まらず

日本の企業、組織において

のいえ保育園はとても稀有だなと思ってます。

 

何の為に我々の命を使いたいか

限りある時間を使いたいか

っていうことのために集まって

対話し合って解決策を作っています!

っていう組織がもっともっと増えほうが

日本は幸せになると思っているので

ぜひのいえ保育園には

いい意味で目立って欲しいなと思います。 

 

石川:

それで結果が出るということに

挑戦していきたい。

 

相内:

もちろんそこにはやっぱり

従来型の縦割り組織との違いやデメリット

面倒くさいことってのはたくさんあると思うんですけど

そこも踏まえた上で

でもこっちがいいんだ!

こういうケースもあるんだ!

ってのを発信できるといいよね!

NOIE QUESTを振り返って一言! 

相内:

では最後に全体の感想や

今湧いている気持ち

を持ち出して貰って終わりにしましょう!

 

石川:

こういうふう振り返ることって大事だな。

経験してきたことを大切にするために

とてもいい場だなと思いました。

のいえは多様な可能性を秘めている!

と感じられる時間でした。

有難かった!

 

小野:

私はうまく言葉で処理したりとか

まとめたりとかするのが苦手な

感覚的な人間なんですけど

それをうまく活かして行きたいと思いました。

 

私はすごいチャンスを、

開園までの時間を貰ったんだ!

と感謝してて

今できることをどんどんやって行きたいです!

 

相内:

ぼくが今小野さんの話を聞いてて思ったのは

のいえ保育園はすごい!

と絶対に思われるような対象になるだろう

と感じたんですけど

一方で、そこで止まってほしくないなとも思いました。

あの園だからできたことだよね。

で終わって欲しくないです。

 

だからちゃんと我らが

どういう道を辿って来たのか

どうやったらこういう組織が作れるのか

っていうことをぜひ発信していきたいですね!

 

ちょっと手を伸ばしたら

「自分たちにも全然いけるじゃん!」

って思ってもらえるような目標

になるといいなと思いました。

情報を開きながら

この園の事例を広めていきたいですね!

 

今日はみなさんありがとうございました!

 

石川 小野:

ありがとうございました!

NOIE QUEST(保育士研修) インタビュー

組織開発や企業研修を

ワークショップで実施したい!

 

というご要望があればぜひお気軽に

workshop.design44@gmail.com までご連絡ください!

 

 

人生を自分らしく!

相内 洋輔

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